まるっとまったりまろやかに

ゲームの感想、考察、実況プレイ動画のこと。日記も。

仁王2に飽きたって話

仁王2に飽きたのでプレイするのをやめた。

飽きるまではとても面白かったので、まだの人は是非遊んで欲しい!……とか書いたら逆効果かなぁ。

仁王2はキャラメイクも自由でとても良い。シナリオでは主人公が大活躍してくれるので、その中で自分の作った(ふざけた)キャラが大暴れするのは見ていて気持ちがいい。史実を元にしたシナリオも王道だが面白いし、個人的に今川がしっかり強い大名として描かれていたのも好きだ。登場する妖怪たちのデザインも拘りを感じる(特に女性を扱ったキャラ。さすが変態のコーエーテクモ。アクションも豊富だしスキルも多いし……良いところがたーくさんある。

なのに飽きたのは、シナリオが進むにつれて、私の遊び方、感じるものがどんどん単調になっていってしまったからだと思う。いいゲームではあるが。私が飽きた理由や原因を書いていこう。

 

まずシナリオ。史実を元にしているので、ざっくりとどうなるかは見えている。主人公がどれだけ頑張ろうが、歴史の教科書通りに今川が死に、本能寺の変が起こり、明智を討ちに行き…という流れは変わらない。なので展開にまったく驚きが無いのだ。もちろんそれぞれの大名の死に様はかっこよく描かれているのだが…フィクションなんだから、今川が生きて誰かと組んだりしても面白いと思うんだが。コンセプトが違うからそれは出来なかったんだろうなー。それにアクションゲーなので時系列を細かく分けて描くわけではなく、教科書に載る程度の史実しか追わないし。ラストでどうなるかはまだ見ていないのだが、そこに進めるまでに飽きてしまってな。

 

楽しくアクションできればシナリオなんてオマケでしょ!と思うこともあるっちゃある。けれど、私はそのアクションに飽きてしまった。

仁王2は刀や鎖鎌など、それぞれの系統に分かれた武器が8つくらいある。私は片手斧と太刀を選んだ。片手斧もいろんな種類があり、武器が持つ効果もたーくさん揃っている!のだけれど…系統ごとの攻撃モーションもリーチの長さも全て同じなので、動きがどんどん見慣れてきてな~。新しい種類の武器が手に入っても、やることがほぼ同じだと気付いてしまったので退屈になっていった。「斧Aは振りが速い、斧Bはリーチが長い」などの個性があれば楽しいのだが、そういうものはない。見た目や効果に拘ったこともあったが、攻撃力がいちばん大切だと分かってしまうと、武器にこだわる気持ちも消えてしまった。結局「手に入った武器(斧)の中で1番攻撃力が高いもの」を選んで振るだけになっていった。自分がハクスラ系が好きじゃないってのもあるな。

序盤は良かったんだよな、操作も複雑で、なにがなにやら分からなくって。慣れてくるとどんどん動けるようになっていって爽快感を味わえるようになるんだけど…気がつくと同じ攻撃しかしなくなる。スキルポイントを使って新たな技を解放し使うことも出来るが、すぐに解放し尽くしてしまうので、やはり単調になる。ボスとの勝負でもやることあんまり変わらんし。まだ1周目だってのに!!

仁王2独自の要素として「上段/中段/下段の構え」がある。戦闘中に構えを変えることで「強くてスタミナを多く消費する攻撃・バランス型・スタミナ少なめの速い攻撃」を使い分けることが出来るようになる!……のだが、早い段階で中段しか使わなくなった。下段の構えが攻撃力低すぎて使い物にならないんだよ。上段は回避しにくいしさ。

仁王2独自の要素として「残心」がある。攻撃後にタイミングよくキーを入力すると、スタミナが早く回復する。その分連続攻撃が可能になるのだ!……が、敵だって攻撃してくるので、武器をブンブン振り回していたら危ない。残心でスタミナ回復しつつ連続攻撃するよりも、2~3撃して回避、スタミナ回復を待ちつつ様子を見ていた方が安全に倒せることに気がついた。これがデビルメイクライのようにスコア制だったら、まだ残心の良さも活きるんだろうがな~。独自の要素2つをうまく楽しめなかったのが、飽きた原因の一つになると思う。

武器の種類が8つくらいあるんだから、飽きた武器をやめて別のを使えばいいじゃん!と思ったこともあった。槍とか大太刀とか、カッコいい武器は沢山あるんだからな。しかし、これらの武器と自キャラの能力が噛み合っていないので、使ってもあまり強くないのだ。キャラには成長要素が有り、手に入れたポイントをステに割り振って強くしていく。自分がよく使う武器に合わせて強くしていくのが普通のプレースタイルだろ?すると、別の武器に合ったステが伸びないので、別の武器を使ってもイマイチ……という結果になったんだ。

 

今書いてて「モンハンだって武器毎にリーチもモーションも変わらない。モンハンもプレイしてたら飽きるのかな?」と疑問に思ったんだけど、あれは「飽きても狩り続けて自分が欲しい素材を集める必要がある」んだよな。* 仁王2は素材がなくてもレア武器がドロップしなくてもどうってことはない。本当にそこらへんで拾った武器で事足りる。だから気にせず進めちゃう。飽きたアクションを続ける意義を見いだせなくなって、やめちゃったんだ。モンハンみたいに基本ボス戦だけで良かったんじゃないか。*モンハンだって何百時間もやってれば飽きる

そうそう、ボスにたどり着くまでに進めるステージが大ボリュームなんだよ。最初はこんだけ遊ばせてくれるのかよと喜んでいたんだけどね。ステージごとの内装も全然違うしキレイで怖いから良いんだけど、やっぱり長くてね。シナリオが全然進まんのよな。

 

まとめると、仁王2をボリューム過多に感じて飽きた、って感じなのかなぁ。いろんな要素が盛り沢山なんだけど、それを飽きてしまうほどには多いんだよ。コース料理1品1品がビュッフェの大皿で出てきたら、メインディッシュに行く前にお腹いっぱいなるでしょ、そんな感じ。シナリオが半分くらいの長さだったらとっっっっくにクリアしてるもん。アクションゲーム大好きマンの私がそれに飽きるまでプレイしたのにクリア出来てないんだから、長いんだよきっと。仁王2はクリアしてないけど、クリアしたブラボよりもプレイ時間長いもん。

でも飽きるのは別に悪いことじゃないというか…仁王2が駄作だとかクソゲーだとか、そんな評価をつける要因にはならない気がする。飽きるまで熱中してプレイしていたんだから、やっぱり仁王2は面白いゲームなんだよな。クリア出来なくても色々出来て満足というか。

manmaru.hatenablog.jp

manmaru.hatenablog.jp

プレイ日記もよく書いたな。ここから更に進めて両面宿儺まで倒したところで、私の仁王は終わり。書くことがなくなったので終わる。今年のお盆に買ったソフトだが、充分楽しめた。ありがとう仁王2。大ボリュームなので、長くアクションを楽しみたい人は是非。