まるっとまったりまろやかに

ゲームの感想、考察、実況プレイ動画のこと。日記も。

今年の買い物で感謝しているモノ

今年買ってよかったもの。なんだろう。

今月、つまり12月に買ったものでも良いのかな?今年も残す所7日も無い。1週間使い続けたら壊れちゃって、1月4日に捨てちゃいました!ってものを紹介するのは、あんまり良くないよなぁ。

来年もちゃんと使ってるだろうなーとか、また買うだろうなーって思うものを書こう。そう思い、家の中をぐるぐると周って色んな棚の戸を開け閉めして、Amazonニンテンドーeショップの履歴なんかもツツーっと眺めてみた。

良かったもの、意外と沢山あった。ざっくりと「せいかつ・たしなみ」に分けて書くことにする。

せいかつ編

モンベルのメリノウールの靴下

webshop.montbell.jp

これは今年の1月にも買ったし今月も買った。今年買ったものの中で人に勧めるなら、この靴下だ。

確か去年の12月くらいに勧められて、そんで1月に買ったんだった。これがまぁ良い。革靴と一緒に履いても蒸れないし乾きやすいが、温かい。その上ウールならではのチクチクがない。オイラは肌が弱いので、化学繊維だと冬に痒くなるが、綿だと蒸れてしまう。ウールだとチクチクするが、メリノウールの靴下はそれがなかった。

あとむちゃくちゃ丈夫だ。オイラは外で仕事をする時には、必ずモンベルの靴下を履いて出勤するんだが、1年間2足でローテしてもヘタれることが全く無かった。生地の厚みが普通のビジネスソックスと違うので、足の裏が痛くならない。おかげでドンドコ歩ける。

あまりにも嬉しかったので、今月にもう1足買い足したのだ。これで休日ちょっと遠くに行くときも履いていけるぜ。オイラにとっては高い買い物だが、おかげで足裏からアキレス腱にかけての諸々の悩みからオサラバできた。わーい。

モンベルの靴下は素材も織り方も色々あるが、トラベルとウォーキングを買ってある。ウォーの方は足裏にパイルを配しているので、もっちもちだ。中敷きを履いているよう。その分洗濯した時に少し乾きにくいので、そういう意味ではトラベルの適度な薄さも気に入っている。トラベルで充分足が守られているように感じる。

オイラが訪れたモンベルの店員さんは、どの人も接客がすばらしかった。こんなオイラみたいな奴が靴下1足買うのに悩んでたら、朗らかに話しかけてくれて、丁寧に教えてくれた。おかげで靴下買えたんだ、ありがとう!

メリノウールという素材だけに拘るなら、ワークマンにも売っている。しかし何故かあっちは使い続けて3ヶ月位でチクチクした。肌がオイラよりちょっと強い人は、ワークマンので良いと思う。

 

箒とちり取り

こんな感じのやつ。チリトリも合わせて、近所のホームセンターで買ってきた。ホーキ草を束ねて作ってあるような、畳で使いそうな箒。これがとても便利だった。

まず手軽。壁にかけてある箒を、スッと出してサッサカ履いて、ちり取りで集めて終わり。掃除をする前と後の準備がほぼ無いのが良い。だからフットワークが軽くなり、掃除が億劫でなくなった。よっこいしょと掃除機を取り出してコードを引っ張って…が無いのが良い。

次に、いろんな場所の掃除ができる。箒は軽いので天井や壁にも届かせやすいし、薄いので隙間にも入っていきやすい。掃除機と比べると、掃除した後の塵埃の残り方に差が出るが、毎日ピカピカにしたいわけではないので、気にならない。

ざっくり綺麗にできるのが良いところだ。それでいてフローリングワイパーの苦手分野である「千切れた紙とか干からびた米粒」くらいの大きさのゴミも集められる。

あと安い。確かホムセンで、チリトリも合わせて3000円くらいだったかな。入門用?にピッタリだと思って買ったんだが、これで充分掃除できているのでいい。棕櫚箒とかあるらしいが、手入れがめんどくさいのでパス。

弱点は、やはり掃除した後の綺麗さだろうか。掃除機をかけた時の方がキレイだと思う。なので時々は掃除機をかけている。ただ、掃除機を使う頻度が減ったので、結果的に掃除機も長く使えるようにはなったんじゃなかろうか?と思っている。機械だっていつか壊れちゃうから、なるべく長く使いたい。無理しない範囲でね。

家にいる僅かな時間でサッと履いといて、部屋を少しキレイにしておくと、帰ってきた時にいい気分で過ごせる。箒のおかげだ、ありがとう。

 

ワークマンの帽子

被っている姿の写真を。

ワークマンのサファリハットだ。1000円くらいで買ったんだが、これが良かった。これについては他のブログでも書いたので、そちらの記事を引用する。

ツバの上、頭の側面の部分がぐるっとメッシュ加工されていて、そこから風が入る。空気が通り抜けてくれるので、普通にキャップなどを被るよりも涼しい。ツバも広くて長いので、首の後ろの方まで日陰を作ってくれる。

おかげで今年は、顔や首の日焼けが控えめだった。帽子自体は柔らかいので畳みやすいし、紐がついているのでぶら下げて歩ける。

なんといってもワークマンの帽子はデカイ。LLサイズが普通に売っている。頭が大きい私にとって、これが非常にありがたい。去年は日傘を差して帽子も被って出かけていたが、この帽子のおかげで日傘をさす機会がグッと減った。

だもんで今夏はこればかり被ることになり、そのせいで少し汗じみが出来てしまった。洗って大切に使うが、もしひどくなったらまたワークマンで買おうと思う。それくらい良かった。

オイラの夏のマストアイテムだったもの | まるいひとのブログ

今年の夏は、この帽子ばかり被っていた気がする。この帽子の一番好きな所…というかシチュエーションは「暑い日に被って外を歩いていると、急に涼やかな風がやってきて、帽子のメッシュの中にその風が入ってくると、汗ばんだ頭がスーッと癒やされる」って時だ。これが最高。だって暑いだけならサウナで体験出来るじゃないか。暑さの中に涼しさを感じてこその、夏。夏を感じられる帽子だ。

検索したら見つからなかったが、来年の夏にも売り場に出ることだろう。例え見つけられなくても、この夏に被った方はしっかり洗濯をして、衣紋掛けにかけてある。来年も確実にお世話になります!

 

象印のシームレスせん水筒

www.zojirushi.co.jp

普段から机の上に置いて水や温かいお茶を入れておいたり、それを持ち運んだりするために購入。さすが象印だと思う。ロゴがいつ見ても可愛い。

ずっと冷たい・温かいのがすごい。水筒に求めるものとしては当たり前かもしれないけど、その当たり前がきちんと出来ているのがすごい。軽いし。

一番気に入っているのは、呑み口!この丸みと厚みが良い。何を飲んでもほっとする。呑み口部分が薄かったりエッジが効いていると、唇に固い金属を押し付けられている不快感があって困る。しかし丸すぎたり厚すぎると、唇と呑み口の隙間から口に流れてくる液体の量の調節がしにくい。このバランスがすごい。象印は多分ここにめちゃくちゃ拘って、この水筒を作ったんだと思う。

オイラが持ってるのはシームレスせんタイプ。パッキンをはずして洗わなくていいので、パーツをなくさない。うっかり排水口に飲ませることやシンクや冷蔵庫の裏に転がしてしまうことがない。それが良い。

蓋の内側すべてがパッキンのような構造になっているので、回してフタを外す時に「キュキュッ」と音が鳴る。それが恥ずかしいと思う人は使わない方がいいと思う。あとお手入れがラクと書いてあるが、それでも定期的に溝にブラシを入れたり、泡ハイターを使ったりしたほうが良いと思う。

これを使う前は、無印の水と書いてあるプラのボトルを使っていた。しかし、うっかり温かいお茶を注いでしまい、ぐにゃんぐにゃんになってしまった。オイラはそういうウッカリを平気でするので、象印水筒のタフさ・気遣いの良さに助けられている。

 

たしなみ編

ハリオール・ブライトJ

www.yamada-denkiweb.com

コーヒー器具の一つで「フレンチプレス」と呼ばれてる。普段はドリップコーヒーを自分で入れて飲んでいるんだが、たまには他の入れ方を試してみたいと思い、メルカリで購入した。

まず使い方が好き。ポッドに挽いた豆を入れ、湯を注ぐ。蓋を閉めて待つ。抽出されたら完成。これだけだ。蓋のレバーをぐっと押し込んで豆を濾して、カップに注げば飲める。

具なしのインスタントラーメンを作るのと、行程にさほど違いはない。とにかく簡単なんだ。それでいて、出来たコーヒーの味もドリップとは違うし。違うということが分かるだけで、どちらがどう美味いかは分からないぞ。どっちも美味くて好きだ。

あ、そうだ。この器具を買ったことで、家で紅茶を飲む機会が増えたんだった。この器具の良い所は紅茶も淹れられることだな。カルディとかで缶に入ってる茶葉を買って、コーヒーの時と同じ要領で淹れて飲んでいる。お湯の温度やら茶葉の量やら、尽くテキトーだが、時間だけは計っている。

美味いなぁ、と思いながら飲んでいる。家にティーパックはあるんだが、普段はあまり飲まない。フレンチプレスで淹れて飲むのが面白いから、缶のお茶を飲んでいるんだと思う。料理もそうだが「作る」のがオイラの生活には大切だ。

メルカリで買った時、相手の対応がすごく丁寧というか、柔らかい感じがしたのと、商品に直筆の小さな手紙がついていて。それが印象的で、買ってよかったなーと思っている。

うーん、一番の理由はそれかもしれない。そういう人のものを譲り受けることが出来た、ということが、買って一番良かったことだな。その手紙は大事にとってある。

 

マスタードの瓶タイプ

家のはこういうやつ。まだまだ沢山入ってる。

特に拘りはないが、買ってよかったと思える調味料はこれだな。今年の夏くらいに、ある喫茶店で食べた「マスタードクリームソースのパスタ」なるものが美味しくて、真似したくて買ったのだ。

マスタードは酸っぱい調味料なので、お酢やレモン汁の代わりに使うと面白い。パスタの仕上げでもいいが、煮物を作る時に入れてもいいし、最近だと塩焼きそばにも入れて炒めると美味しかった。独特の香りとコクがあるよな。

マスタードは辛いイメージがあるけど、加熱するとその辛味が飛ぶので食べやすくなると思う。酸味も結構とんでくし。1瓶で300円くらいのを買って、気が向いた時に使っている。半年くらい使っているけど、今のところ飽きない。まだまだあるので、これからもガンガン使っていく。

 

心がほどける小さな旅

益田ミリさんのエッセイ。気になったものを求めて古今東西の旅に出る。といっても海を渡ったりすることはなく、移動も含めて2泊3日程度の旅の様子を綴っている。競馬を見に行ったりとか、ホテルのモーニングを食べに行ったりとか。

本の紹介文の最後に「元気が湧く旅エッセイ」とあるけど、読んでいると本当に元気が出てくる。文体が全体的にポジティブで、心があったかくなる。

益田ミリさんの本は何冊か読んだことがあるが、彼女の文章から滲み出る「辛いけどそれも人生だし生きていこう」という雰囲気が、この本からは感じないからかもしれない。日常に潜むやるせなさを掬い取るのが上手いなと思うのだけど、今作ではその掬い取りをポジティブな方向だけに使っているような、そんな文章だ。

あとどこか達観したというか、説教臭いことを書く場合が多いが、そういうものもあんまりない。それでいて「47都道府県女ひとりで行ってみよう」のような斜に構えた雰囲気もない。(ファンの方すみません)

ただただ旅に出て、わーすごいなーと楽しんで、自分の中で昇華して帰っていく。その浅さが良いのだ。波打ち際で足だけを海に投げ出し、波を楽しんでいるような楽しさ、気楽さがある。自分も読んでいて、何か新しいことをやってみよう!という気分になれる。スキューバダイビングは大変かもしれないが、海に行くだけならやりやすいだろ、そんな感じだ。

価格も安いので、人に贈る場合も気軽でいい。文庫本の中でも薄い部類に入るので、お守り代わりにバッグに入れて持ち運んでいた。

今年も本を沢山読んだが、買った本は少ない。その中でも特に、今年お世話になった本かもしれない。来年もよろしくお願いします。

 

両手いっぱいに芋の花を

store.steampowered.com

遺されし幻の種を追い求めて地下迷宮を探索する3DダンジョンRPG!だそうです。公式サイトから引用した。

今年遊んだインディーズのゲームの中で、一番おもしろかった。一番おもしろかった(二回目)

硬派なのに親しみやすい、遊びやすいのによく考えさせられる。もっと難しくて複雑なダンジョンRPGは山程あるが、それらより手軽なのが良いところだと思う。難しくて複雑でコントローラー叩きつけたり自分のミスに天を仰ぎ見たりしたい人には向いてない。全滅しても失うものは何一つ無いし、だからといって攻略が楽というわけでもない。

目立ったバグもなければ、特に強いスキル・職業もない。どれも一長一短だし、どのキャラクターを選んでもラスボスまでいける(楽しすぎて全キャラで挑んで勝った)。キャラも可愛いが、特定のターゲットに絞ったようなデザインではないのも好みだ。本当にバランスの取れた作品だと思う。

あっ。今「タイトルww芋ってw」って思った人。体験版があるから是非プレイしてみてくれ。

動画で見るだけだと「普通のダンジョンゲーだな」という感想しか出てこないと思う。当然だ。このゲームはプレイしてみないと、そのバランスの良さに気付けないんだから。

実際にプレイしてみると、気力やMPの管理に頭を悩まされ、裏を取った時の爽快感に包まれること間違いなし。そしてこう思うはず。「芋ってそういう……あー……」と。シナリオ周りもいいぜ。一緒に芋の花を咲かそうぜ。

 

終わりに

書いてみて思ったが、いわゆるガジェット的なもので買って良かったものが全くなかった。そういうものにあんまり興味がないから、買ってすらいなかった。

あとAmazonの履歴を見たんだけど、特段なにか大きな買い物はしていなかった。せいぜい洗剤とか、カミソリとか。長年同じものを続けて買っている感じだったので、ここに載せるものはなかった。

せいかつ編を眺めてみても、特別おしゃれなものも機能的なものも買ってない。人はオイラの買ったものを見て、オイラの生活に憧れたり羨んだりはしないだろうなーと思う。

自分は趣味が読書やゲームに散歩くらいだし、ゲームもSwitchとノートPCがあれば充分で、本も殆ど図書館で借りてしまう。所有欲があんまりない。自分で言うのもなんだが……金のかからない人間だと思う。

お金持ちじゃないから金のかからない人間に成ったのか、それともそういう人間だから金を必要としなくなったのかは分からないけど。

 

もしかしたら自分は、自分自身の生活に充分に満足しているから、あんまりアレコレ買わないのかもしれないな。何か困ったことがあればそれに対してモノを用意するけど(水筒とか靴下とか)、日々の生活の偏差値が40くらいでも、楽しく過ごせると信じている。

モノ自体は好きだし、大切にしたいと思っているんだけど、安物でも大切に使えばそれなりに仲良く付き合っていける。

 

あとはモノを”買うこと”に対してビビっている所もあるのかもしれない。

最近、日記を書くためにノートを何冊か買った。けれど、まだ使ってないそのノートがしまわれてある棚を見ては、ソワソワしてしまうんだ。たかが数百円のノートなのに、もし使ってあげられなかったらどうしよう……と思って。

買ったのにそれを使うオイラが大切に使ってあげないんじゃあ、あっちが「買われてよかった」とは思ってくれないだろう。モノもそうだし、それを作った側というか、売った側というか。

なんか「買ってよかった」というテーマから大きくハズレたことを考えてしまったな。買ってあるノート、ちゃんと使ってあげられると良いな。それが来年の抱負かな。

ではまた。

▲ ここに「買ってよかった2023」を書こう

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