wander around holding a soft oval

日記を書いてます。人からはエッセイだとも言われます。

狭くて自由な弁当箱

ナスの豚肉巻き、パセリ入り玉子焼き、ブロッコリーを煮たもの。

週に4回ほど、オイラはお弁当を作る。昔は作り置いたものをそのままつめて持っていってたが、作り置くのも管理もめんどくさい。おまけに「今日のお弁当はどんな風にしようかな」「今日のお弁当はなにかな」という、日々の生活の中で変化する楽しさもない。だもんでオイラには合わなかった。

それよりは、日々の中で作りたいメインおかず+玉子焼き+野菜のおかずの3品をつめて、それを持っていくほうが楽しい。と、一昨年くらいに気付き、それからずっとこの方法で作っている。

焼き鮭、玉子焼き、サラダパスタ。スナップエンドウ茹で

こうやってお弁当の写真を撮り始めたのは1年くらい前からか。いつも同じつめ方。素材も料理も違うが、同じお弁当箱に、同じ様に乗せる。それで充分に色んな物を作ることが出来る。人によっては同じ見た目に見えて飽きてしまうかもしれないが、オイラはこっちの方が、なんとなく面白い。

ちょっと話がそれるんだが、オイラはマイクラが苦手だ。あれくらい何でも出来るゲームは性に合わない。だが作るのは楽しいので、ドラクエビルダーズみたいなのは好きだ。限られたスペースの中での自由を与えられたほうが、ワクワクする。それと、このお弁当のつめ方の話は似ていると思う。晩ごはんを作るよりもお弁当を作るほうが決めやすいし面白い。まぁあっちはあっちで別の楽しさはあるんだが。

 

オイラの仕事は朝遅くから夜遅くなので、お弁当を食べるのも14時くらいだ。家に帰るのが23時、そこから晩ごはんを作って食べる。この昼飯から晩飯までの間に、とても腹が減る。すぐに腹が減らないように、オイラは850mLくらいの大きなお弁当箱を使っているんだが、それでも腹が減る。さてどうしようかと最近ちょっと悩んでいた。

ある日、気付いた。腹八分目に食べても腹一杯に食べても、その後訪れる空腹感のタイミングは、あまり変わらないんじゃないか?と。昼にお腹を壊していて、夜にお粥だけ食べても、朝になると腹は減る。たっぷり食べても減る。だったら1回における食事の量は満腹感に影響を与えるかもしれないけど、その食事量がどこかのラインを越えていたら、空腹感の訪れるタイミングには差がないのではないのか。

もちろん、例えば腹いっぱい以上にご飯を食べたら、その限りではないと思う。昼飯を食べすぎて夜も食欲が沸かないってことがある。けれどそれは例外というか、度を越えた話だから、そんなもの考えてもしょうがない。そもそも晩飯が食べられなくなるほど食べておいて、オイラが午後の仕事ができるわけがないだろ!寝かせろ!

 

ということで、自分にとってちょうどいいお弁当のサイズを知るために、無印良品に出かけた。調理器具や食器のラインナップも豊富だが、今回はお弁当箱をチェック。いや正確に言うと、仮お弁当箱を買いに来たのだ。

最初は、今ある弁当箱に少なめにつめれば良いんじゃないかなーと思ったんだが、それだとなんか淋しい。スカスカのお弁当箱ほど淋しいものをオイラは知らない。なのでちょうどいい、今使ってるお弁当箱よりちょっと少なめ、でも少なすぎないようなものを使いたい。

が!お弁当箱はちゃんとしたのを買うと結構高い。オイラが不器用だから、数百円のを使うとすぐ傷だらけになったりパーツが割れたりする(今使っているものはホームセンターで買ったが全然へこたれない。)そうすると物に申し訳ないから、サイズだけを今回確かめて、オイラの胃袋にシンデレラフィットするものを見つけたら、改めてオイラでも壊さないような弁当箱を買いに行きたい。この記事何回弁当箱って書いたんだろう。

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これは100均のタッパーよりも高額だが、フタがしっかりしているので液漏れの心配がなく、フタをしたまま温められる。そしてタッパーなので、仮お弁当箱を卒業したら本来の仕事である保存容器としての役割が待っているのだ。わっはっは。我ながら完璧な作戦。お弁当箱はタッパーの代役が務まらないが、タッパーはもともとタッパーなのだ。

 

新しいお弁当箱。のり弁。

新しいお弁当箱に最初に詰めたのは、のり弁だ。前の晩からのり弁のことを考えていて、我慢できずに朝に作った。ご飯に鰹節、醤油をさっと浸した海苔を敷く。イメージのり弁には揚げ物が何品か入っているので、冷凍庫にスタンバっていた竹輪の磯辺揚げさん、のりっこチキンくんに登場してもらった。あとはいつもの玉子焼き、今回の野菜のおかずは小松菜をさっと茹でて塩コショウとオリーブオイルをかけたもの。冷凍食品は普段あまり使わない。ここぞ!って時に使うと大変美味しい。

新しいお弁当箱を買った。が、どうだろうか。どうだろうか、と自分に問いかけている。どうだろうな。計ってみたら650mLくらいの容量だ。どちらかと言えばアリかな。まぁ試運転みたいなもんだしさ、良いんじゃないか。あとは使い続けて試してみよう。

自分の腹持ちのことは、自分で調べなければいけない。検索すれば一般的な話が出てくるんだが、自分のことは書いてない。お弁当箱のことも、そこに何をつめると良いかも、自分でやってみないと分からない。そのやってみるのが、オイラは楽しい。自分の身体、自分の生活という狭い、狭すぎる、そして自由な空間でどう過ごしていくか。それを考えるのが…………人生だな。と、大それたことを書いてしまった。

 

今週のお題「お弁当」