まるっとまったりまろやかに

ゲームの感想、考察、実況プレイ動画のこと。日記も。

盆の食事

 お盆休みがジリジリと終わっていく。思い返せばお祭りのような派手さはないが、植物園に行ったときくらいのじんわり楽しい気持ちがずっと続いているような、そんな盆だった。で、今日は、お盆中に食べたものの中で特に美味しかったり印象に残ったものを書く。

 

外で食べた部門

ココスのジャンバラヤ

 横浜市港北区に新羽という土地がある。そこのココスに行ってきた。わざわざ新羽を選んだのは、そこのココスが好きだからだ。

 ファミレスはどこも同じなわけではない。店舗によって店の雰囲気も違う。新羽のココスは店内の席のレイアウトがゆったりしていて落ち着く。混んでいても煩さを感じないし、仕切りが多いので人の目もあまり気にならない。カウンター席も多いし。雰囲気がいいので食べた時の味の感じ方にも変化がある。要は美味しく感じるのだ。

 今回行ったときはかき氷のフェアをやっていたので、こぐまと呼ばれるミニサイズのかき氷と、ジャンバラヤを注文した。これがどちらも美味しかった。まずかき氷だが、フツーにでかい。フルーツもたくさん乗っていて飽きない。よく考えたら子熊って子供の頃からでかいし、熊だもんな…と納得しながら食べた。かき氷ってお腹には溜まらないが美味しさだけを感じられる、不思議なお菓子だよねぇ。魔法というより、キツネにつままれたような感じ。

 最後にジャンバラヤを食べたのは、もう10年も前のことだ。私が秋田に住んでいた頃、バイト終わりに先輩の車でココス行って、ジャンバラヤを食って帰っていた。肉!米!シンプル!ってな所が気に入っていた。そのころから今までずっと、ココスはメキシカンなご飯を提供しているんだな。昔と比べると、盛り付けが豪華になっていた!!小洒落たワンプレートごはんだもうコレ。アボカドやトマトのディップまで付いてくるとは。いろいろな事情で値段が上がったりはしているんだろうけど、今の私はこっちのほうが食べ飽きなくて良いな、と思いながら食べた。肉が昔よりスパイシーな気がするし柔らかい!美味しかった。

 あとココスのドリンクバーには、シャルドネカベルネというぶどうのドリンクがあったり、期間限定だが梅昆布茶があったりするので楽しい。デザートのプリンは固くて私の好みだし。いいぜ、ココス。お盆終わってからもまた行くぜ。

 

ペタンク

 図書館で本を受け取った帰り、お弁当でも買っていこうかとデパ地下に立ち寄った。ふだんはスタスタと通り抜けていくだけの場所だが、買うぞ!と決めてじっくり眺めているとすごく楽しい。餃子と海苔巻きを買って満足していたが、洋菓子コーナーの前を通り過ぎた時、不思議な……ケーキ?と目が合った。それがペタンクだ。

 シュークリームがつぶれて上からクリームが溢れ出てきたような見た目。その上にはプリンのカラメル部分のような何かが乗っている。隣においてあるプリンが400円もするのに、こっちは300円だし、面白いから買ってみた。家に帰り、餃子と納豆巻、あなきゅう巻を平らげて、いざペタンク。

 うまーい。なんだこのお菓子。シュー生地にはナッツがまぶしてある。上のクリームが美味いけど、シュー生地の中には果物、たぶん梨の果肉入りクリームも入ってる。上のカラメルみたいなところは、うすーいスポンジケーキだ。その上にジャムみたいなのが塗ってある!!いろんな味がする!!うま…うま…と二口目から大事に大事に食べた。

 次の日にもペタンクを求めてデパ地下へ。やはり美味い。あまりに美味くて不思議で感動したので、神奈川の葉山にある本店にまで足を運んだ。そこの店長さんにお話を伺ったのだが「催事限定のお菓子で本店にはない」「上のスポンジに塗っているのは杏ジャム」「名前はスポーツのペタンクからきていて、ボールの形とお菓子を上から見た形が似ているから」などのことを教えてくれた。なるほど~!本当にスポーツからきてるとは!フランスでお菓子を学んだとのことで、だからペタンクなんだな。学んだ場所がインドならクリケットという名前になったのだろうか。

 ちなみに本店ではそこ限定のケーキを頂いた。なに食べても美味しい~!一応URLを貼っておこう。海を見ながら店内でお菓子を食べられるのは、本店ならではかもしれない。

LES PÂTISSERIES LA MARÉE DE CHAYA

 

家で作った部門

ゴーヤとトウモロコシの白和え

 夏なので、スーパーにてゴーヤを買ってきた。ふだんならチャンプルーにして食べてしまうのだけど、毎回それでは芸がないと思い考える。そういえば「暮しの手帖」でゴーヤ料理が載っていたなと思い、ペラペラめくる。そう、暮しの手帖という雑誌があるのだ。毎月発刊されているが、高いので普段は買わない。ファミ通の倍だもん。図書館の雑誌コーナーにもあるらしいのだが、大抵は誰かが既に借りている。置いてあるのを見た試しがない……だもんでよっぽど気になった巻?回?だけを買うようにしているのだ。

 あったあった、ゴーヤの白和え。トウモロコシと合わせるのか!彩りが良いので採用。レシピはざっくりと読み、料理の完成写真だけ覚えといてフィーリングで作る。コーン缶を使うので簡単だ。我が家の白和えは、味噌とマヨネーズをメインの味付けとして豆腐に混ぜる。すり鉢は無いが泡だて器でぐるぐるとやればそれなりに細かくなるし、荒い豆腐も具の一つとして感じられる。

 美味い。コーンと豆腐の甘みが塩もみしたゴーヤと合う。あまにがい。じわじわ美味い。ずっと食べてられる。色々入れたらまた別の美味しさがあるんだろうけど、ゴーヤとコーンが主役だから、こんなものでいいな。と思いながら食べた。豆腐とゴーヤだから具材の半分がチャンプルーのものだったな!

 

豆腐の汁ご飯

 ケンタロウさんの料理本を読むのにハマっている。昔から好きだったのだが、バイクの事故のことを聞いて以来、ショックで読まないようにしていた。亡くなったわけじゃないんだけど、読むと悲しくなるのだ。

 でも1ヶ月前くらいに、たまたま面陳されているケンタロウさんの料理本を見て、料理欲がもりもり湧いてきたことをキッカケに、また読み始めている。ケンタロウさんのご飯はとにかく美味そう。計算された飾らなさというのかな、それがいい。読者に寄り添いすぎてない所が良いなと個人的には思う。俺は作りたいもの作ってんだよ!って感じがして、それがまた良いんだ。ワクワクする。

 で、今回は「ケンタロウのひとりごはん」で紹介されていた、ひき肉と豆腐の赤だしかけご飯を作ってみる。家には赤だしは無いので、普通の味噌で作るけど。本の中で「ねこまんま」と書いてあるが、まさにそうだ。ひき肉入の豆腐の味噌汁を作って、それをご飯にかけるだけ。私はタマネギもひき肉と一緒に炒めた。

 う、うまい……なんで今までやらなかったんだってくらい美味い。材料としては味噌と豆腐と挽肉だから、麻婆豆腐にかなり近い。だからご飯に合うのは当たり前なんだが。でもスープごはんの発想はまったくなかった。

 これ、かなりアレンジが効くんじゃないかな。ナスを入れてもいいし、鶏肉でも良い。でもこのシンプルな味の方がねこまんま然としていていいかもしれない。ねこまんまって朝ごはんの時に急いでる人がやるイメージだったけど、いいな。ねこまんま。またやろう。

ねこまんま。美味かった。

終わり

 こんなもんかなぁ。毎食あさひるばん食べてていつも満足しているんだけど、特に印象に残ったのはこれかもしれない。書いてみて思ったのは、美味しさもさることながら、その食べ物に関するエピソードがあるものが印象深いんだな。当たり前か!

 あと別に、特別なごちそうじゃなくていいんだよな。美味しいものってごちそうとは限らないから。普通のご飯で良いんだよ、私は。

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