まるっとまったりまろやかに

ゲームの感想、考察、実況プレイ動画のこと。日記も。

ライムショット湖

半年ぶりのオンライン飲み会は楽しかった。大学の同期はそんなに変わってなかった。

もしかしたら彼らにも大きな変化があったのかもしれないけど…それは人に言えないことかもしれないしな、と話していて思った。

 

A君が昔から登山が好きで、最後に行った時に撮った写真を見せてもらえた。キレイだったなー。

話を聞くたびに思う、登山は不思議な趣味だと。目的地(ゴール)に移動することそのものが趣味になっている。マラソンのようだけど、そこまでストイックでもない感じ。観光っぽさもある。

しかし登るという行為が運動としての楽しみも与えてくれるから、純粋な観光とも違う。下手すると死んじゃうところも変わってる。自転車が趣味の人とも似てるのかしら。

 

B君は毛糸で"おくるみ"を編んでいるらしい。もうすぐ子供が産まれるそうで、それに間に合うようにチクチクしていると。

彼は器用でもあるのだが、それ以上にテクニックを掴むのが上手い。自分や周囲を観察するのに長けているから、すぐ上手くなる。いきなり上手いのではなく、急に上手くなる。武井壮さんのようだなと思う。

大学時代、周りには私よりも何かに秀でた人間が多くいた。彼以外にも。

それは勿論当たり前のことなのだけど、やはりなんだか寂しかった。

今も"上には上がいる"という考えが頭の中にある。でも「こういうバランスで生きている私は唯一無二の存在だな」という価値観もあるので、昔ほど落ち込まなくなった。

この前見た、なかやまきんに君の動画でも、彼はこんなことを言っていた。

「あの人は筋トレがすごいかもしれない、でもあなたは仕事を頑張ってるかもしれない、人に優しいかもしれない」「人のいいところと自分のダメなことを比べて気にする必要はない」と。

…うん、最近職場まで歩くようになって、ついでに筋トレもしてるんだ。きんにくんの動画オススメだ。すごい言葉を選んで動画作ってるところがあって、誠実さに好感が持てる。

 

えーとなんだっけ、そうだ飲み会だ。彼らの変わらないところ、変わったところを聞けたりして面白かった。

こういう飲み会は、開始するまでの数日中ずーっと気が重くなる。でも始まると忘れる。自分がそういう人間でよかった。

そうだ、自分のことも話したな。可愛いものの話題になったとき、イチオシぬいぐるみの"たっとん"を紹介し「大人になったら共感生羞恥が強まった」という話をした。

すると皆、画面越しでも伝わるくらいにポカンとしていた。えっ?

恐る恐る「もしかして知らない?」と尋ねた。殆どの人間はその言葉すら知らなかったらしい。マジか。

テレビでも大きく取り上げられたことがあるから、てっきり市民権を得た言葉かと思っていた。びっくりした。どれだけ自分が偏った情報の中で生きているかがよくわかる。

しかし一人だけ、昔からそういう価値観で生きてるよという奴がいた。

A君だ。えっ?マジか、知らなかった。

 

彼らは、私がそういう気持ちを抱えていることを知らなかった。しかし私も、実はA君がそういう奴だということを知らなかった。

つくづく思う。自分の世界の外側のことは、存在しなかったのと同じように考えてしまうな。例え隣にいる奴のことでさえも。

知識だろうが見聞だろうが、人間ひとりが知れることなんて、湖の水ひとすくい分しかないよなと常々思っていたが、またここでもそれを感じた。

だから湖の水を全て飲み干さんとする人間がいたり、湖を埋め立てようとしたり、汲み上げて他人に売り捌く奴もいたりする。いろいろだな。

飲み会が終わったあと、ノンアルビールの残りを飲みながら、ぼんやりそんなことを考えていた。ノンアルはオールフリーライムショットが好きです。これが湖くらい溜まってたら嬉しいけど、炭酸が全部抜けちゃうだろうか。

マンガとかで殺害した人間を湖に捨てる描写があるけど、ライムショット湖に落としたら「シュワーッ」ってすごく泡立って全然証拠隠滅にならなそうだよな。遠くからでも分かりそう。

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