まるっとまったりまろやかに

ゲームの感想、考察、実況プレイ動画のこと。日記も。

動画制作についてのメモ

この前、友人から「バイト先に実況プレイ動画を作りたい人がいるんだが、教えてやってくれ」
という依頼を受けまして。今はググればなんでも出てくる世の中なので、私が教える事は何も無いと思うのです。

そう伝えたら「相手はPCとかあまり詳しくないお姉さん」という事が分かりまして。
なるほど、お姉さんが困っている…と。ならば一肌脱ごうじゃないかと。一肌脱いで人肌で暖(ry
クズですね。どうしようもないダメ人間です。

他にも、私のニコニコミュニティ内でも「動画制作について教えてくれ」とお願いされたりしてね。
勿論教えましたとも。お姉さんではないですけれども。

まぁそんな感じで、ミソッカスの私に動画制作について聴いてくださる方がいるんですよね。
教える時は、相手に指示したことと全く同じ事をしながら(ソフトのインストールから何から)教えるんですけど
それでも口で言うのは中々大変なんですよね。説明下手界のバンギラスである私なのでね。

実況も2年突破したので、今の実況している環境を書き留めておこうと思います。
最近色々調べて、ふわっと分かったことがあったので、それも書いていこうと思います。

何の役に立つかは分かりませんが…何かの参考になれば幸いです。
用語の詳しい解説はしたりしますが、出来るだけ簡単な言葉を使って書いていきます。

------------------◇
最初に。
大事なことだが、いつ飽きるか分からない実況に、いきなり高い金を払うのはどうかと思う。
最初は安いもの、身近にあるものを使って実況する事を勧める。
実況が楽しいと思えるようになったら、欲しい物を少しずつ買っていこう。


ゲームを用意する。SFCでもPCゲームでも何でもよい。
64でスマブラをやる時、映像をTVに映す。私は、先が黄色と白(赤)のコードを使っていた。
あのようなコードのことを端子と呼ぶ。呼び方は何でも良い。伝われば良い。

端子には黄色と白のコンポジット端子、黒いS端子がある。必ずついてくるのはコンポジット。
画質的にはコンポジット<<S端子である。他にもD端子HDMI等がある。 

キャプチャボード:PCにTVゲーム画面を映すために必要な機器である
TVとゲームを繋ぐには、端子(コード)をTV側の穴に挿すだけで良い。しかしPCには端子を挿す穴が無い。
PCにも端子を挿す穴を用意する必要がある。キャプチャボードは、端子を挿す穴の代わりになる

今はGV-USB2を使用している。理由は
 1.手軽さ:PCにはUSB端子は必ずある。GV-USB2は、基本設定した後はUSB端子に挿すだけで使用出来る。
 
 2.価格:画質のわりには安い方。いつ飽きるか分からないものに高い金を払う必要はないと思う。

 3.画質S端子を挿せる。S端子とは、黄色の端子より映像を綺麗に映すことができる物のこと。
 S端子を使うかどうかで、かなり差が出てくる。但し、ゲーム側にもS端子が付いたケーブルが必要。
 
の3つである。一番大切なのは、自分のPCで動くかどうかチェックする事。メーカーの公式サイトである程度調べる。

実況プレイ動画には、ゲームの映像、ゲームの音声、そして自分の声を録音する必要がある。
という事で、次は自分の声を録音するマイクを買う。既にあるならそれを使う。

私は今までに4つのマイクを使ってきたが個人的に好きだったのは
SONYのELECOMのこれ。ELECOMの方は今でも使っている。初代の980円のマイクである。
SONYのは音が良かったが、スタンドタイプなので地味に使いづらい。ヘッドセットが楽。

特に、私のように実況中に椅子の上で動きまわるようなリアクションを取る人間にはヘッドセットがいいと思う。

上で挙げたマイクは、エレクトレットコンデンサーという種類のモノ。これを選ぶと楽。
これは、マイクを挿したもの(PCやボイスレコーダー等の機械)から電気を貰って動く。
それと、アレコレ設定しなくとも、それ相応の質を保って使用できる。

他の種類(ダイナミック等)は、他に機材を用意しないと使用できないor値段相当の質を出せない。
ということで、エレクトレットコンデンサーマイクがお勧め。
勿論、この種類のものでもいいモノは沢山あるので、アレコレ見てみると良い。

それと、音質を良くしたいのであれば、最高のマイクを買うより、それなりのマイクとそれなりのマイクアンプを買ったほうが良い。

私はELECOMのヘッドセットに、ボイスレコーダを挿して録音している。
自分の声とゲームの音声を一緒に録音する方法ももちろんある(ステレオミキサーという機能)
声とゲーム音を別々に録音すると、編集などで幅が広がる。私はまだ広がっていない。

ゲーム音はキャプチャボード、声は録音ソフトで別々に…という方法でも良い(試したことはない)
編集する際は編集点を作っておいたほうが、音ズレ対策が出来ると思う。

DSで実況する場合は、改造DSでも無い限りは直撮りする必要がある。
直撮りするのであれば、キャプチャボードはいらない。カメラとそれを固定する何かが必要。
(吸出し機&エミュレータを使う方法もある。ニコニコでは止めておいた方がいい。)

後は、HDDの容量が沢山あれば何かと便利。外付けHDDでも良い。無いならないで良い。


買うものは全て買ったので、次はソフト。

キャプチャボードでPCに映像を送る。それを録画しないといけない。
録画、録音するためのキャプチャソフトを用意する。大体のキャプチャボードは、買った時にソフトも付いてくる。
それを使っても良い。ただ、フリーのアマレコTVを使ったほうが色々と便利な気がする。


ぶっちゃけキャプチャソフト自体は何でもいいが、大切なのはエンコード
エンコードというのは、簡単に書くと「録画&録音する時に、それをどうやって保存するか?」という方法。

保存方法で画質や音質が変わってくる。
録画した動画を色々編集したりすることは出来る。しかし、元の動画よりも画質を上げることは出来ない。
なので、編集云々より、エンコードが大事。そしてエンコードよりキャプチャボード(端子)が大事。

なお、画質などに拘らないのであれば、エンコードに使うコーデックはなんでも良い。

一番画質の良い保存方法は「無圧縮AVI」を使うこと。無圧縮なので、画質、音質共に最高。
但し、保存した時の容量も最高。最初は驚く。

今はAMVを使っている。可逆圧縮なので、画質をあまり下げること無く保存できる。
圧縮率も中々良い。ただし、AMVを使うと画面にロゴが入る。これはAMVのフリー版を使っているから起こる。
1200円くらいで有償版を買うなり、編集でロゴを消すなりすると良い。

ただ、ロゴがあっても気にならなければ有償版を買う必要はない。


録った動画には自分の声は入っていないし、カットしたい部分もある。字幕を付けたい等。
そのため、動画を編集するソフトが必要。

ここで意外と大事になってくるのは、自分が保存した形式に編集ソフトが対応しているかどうか
例えば「AMV(.avi)で保存した動画は、iWisoft Free Video Converterでは音声しか流れない」等。
それで私は2日悩むことになった。

フリーで一番いいのはAviUtl。多機能。最終的なエンコードもここで行える。
ニコニコでAviUtlで調べると、インストールの仕方から詳しく解説して下さっている動画ある。参考になりました。

後は有償版での編集ソフト。有償版の強みは、楽なこと。
AviUtlは詳しい解説もあるが、様々なものをインストールする必要がある。PCに疎い人には大変だと思う。
(インストールすることにより、様々な機能を追加できることがAviUtlのメリットだとも思う)
しかし、PCに疎い私でも使える位なので大丈夫な気がする。

基本的にはこれでソフトも機材もOK。というか
「GV-USB2」「アマレコTV」「AviUtl」は、実況動画を作る際には基本のセットだと思っている。
手に入りやすい、多機能、ネット上で詳しい解説が沢山あるなどの理由。

もちろん違うソフト、違う機材を使うのも良い。自分の好きなようにやるのが良い。

ちなみに私はAviUtlよりも、CorelのVideoStudioを使用して編集している。
理由は、慣れているから。それだけである。


私は、今はDSでの実況では偽トロ(DSの画面をPCに映すためのもの)を使っている。
録画にはアマレココを使っている。アマレココとアマレコTVは全く違うモノ。

アマレココで両画面を録画後、AviUtlで上の画面だけをクロップし保存。下画面も保存。
それを録音した自分の声と合わせて編集し、エンコードし、ニコ動に投稿している。

  Aviutlを起動、拡張編集をクリック→録画した動画を拡張編集の窓にドロップ
  →サイズは640×480、フレームレートは30fps、音声レートは44100Hzに設定
  →Yの値を240、拡大率を250にする→上の画面だけ映っているのでこれを保存
  →下の画面はYの値を-240にして保存

この手順で、上の画面と下の画面を分けている。


ニコニコ動画に投稿する場合、ニコニコ側で動画をエンコードしてしまう。(再エンコードと呼ぶ)
これは、どんな動画であっても投稿できるようにしてくれている、ニコニコ側の配慮である(多分)。
しかし、そのエンコードをされると、画質が低下する。

画質を劣化させたくないのであれば、再エンコードを回避して動画を投稿すれば良い。
再エンコ回避する為の条件に合わせて動画をエンコードすれば良い。

その条件はここには書かない。ニコ動の仕様が変わる事があるからだ。
調べればすぐに出てくるので、そちらを見よう。
まぁソレ言ったらこの記事全ていらないんだけれどね!

画質にこだわらないのであれば気にせずそのまま投稿しよう。

再エンコ回避した動画は、画質はいいが再生する時の負荷が大きくなりがちだ。
画質がいい=情報が多いということなので、当然といえば当然なのだが…
見る側のPCによっては中々再生されない、よく言われる「動画が重い」という状態になる。

画質がよく、尚且つ再生負荷が少ない動画を作るためには
ビットレートをいじってみたり、エンコードの設定で色々すればいいが
何かもう疲れてきたので

しゅーりょー!

------------------◇
ここまで書いて決意したことがあります。誰かに実況動画を作りたい!教えて!と聞かれた時は
「『ニコニコ wiki』でググって下さい」と言おうと思いました。
これだけ書いててももう…ふえぇ…あたまの中がふっとーしそうだよぉ…状態なのでね。

説明できる人間が説明した方がいいに決まってます。
出来ない私は黙っていようと思います。というか未だ勉強中の身なのでね。

特に「再エンコと再生負荷」の部分は目下勉強中です。勉強はしているのですが
未だに私の動画が軽くなった気がしません。半ば諦め…いやいや、諦めてはいけない!
爆速で高画質な動画がいつか出来ればいいですな。
というか詳しい人、私に再生負荷についてご指導して頂きたい。ドーナツ差し上げますので (´・ω・)つ◎

まぁ、画質云々より実況する人間が一番大事だと思いますが。
その点私は…うん…画質の勉強よりソッチを勉強しないと…
おばんでした

VideoStudio Pro X5 通常版
VideoStudio Pro X5 通常版