ファミリーマートで、売れ残った商品に貼られている「たすけてください」と書かれたシールが、オイラはとても嫌である。
はい今日言いたいことはおしまいです、あとは全部蛇足なので帰って下さい。
そのシールには食品のキャラクターの絵も書いてあり、キャラクターは潤んだ瞳でコチラを見てくる。オイラはそいつらと二度と目を合わせたくないので、ファミマに行きたくない。
個人が食品ロスに対して何か思うことがあって行動するなら、好きにすればいい。他にもプラスチックごみを減らすでも、省エネルギーな生活を心がけるでもさ。どう行動しどう消費していくのか、それは消費者の勝手だ。
それぞれの行いに効果がないのかあるのかは、また別の話だ。その行動に対してオイラが他人に文句を言うなんてのは余計なお世話だろう。
ただ今回の、このファミマのシールは違う話だ。そうじゃあないかな。
食品ロスを減らす取り組みを、客の憐憫の情に訴えかけることで成功させようとするのか。かわいそうだから買ってあげてよと店側が、その食品を作っている店側が、自分の口からではなく食品そのものに語らせようとする。その根性が気に入らない。
かわいそうなら無料で配れば良いではないか、無料が無理なら1円でも良いだろう。コンビニで廃棄される食品をホームレスにあげなくなった理由を聞いたことがあるが、今回の件とは関係ないはずだ。ホームレスを助ける話ではなく、食品を助けるという話なんだから。助けるリスクを何故客に払わせる。
消費者が、かわいそうな食品を、助けているのか。いや、消費者に助けてもらおうとしているのは、企業そのものではないか。
「かわいそうだから買ってあげようか」という行動は、決してサスティナブルなものではない。何故なら、人間の感情を消費させているからだ。一般的な人間の優しさや慈しみの感情は、無限ではない。そして何より、お金だってそうだろう。客の財布がすっからかんになるまでは持続できる、その後はどうするつもりだ。空っぽの燃料タンクと、それを見つめる”食品たち”のことなんか、考える必要なんぞないとでも言うのか。
商品の値引きをするのなら、値引きシールだけでよかろうよ、賞味期限が近いならそれなりのシールで良いだろう。今まで資本主義にどっかり乗っかって商売をしてきた側が、今更「たすけてください」だと。ふざけているのか。
それに、かわいそうなものを助けられない、つまり「たすけてください」というシールを貼られた商品を見つけたのに買えない自分が情けなくもなってくる。
捨てられた動物を見つけ保健所に電話するときの1%くらいは悲しいぞ。客はなんにも悪くないってのに(もちろん各店舗で働いたりシールを貼る店員さんも悪くないぞ)、だ。犬を捨てた奴が悪いし、客に憐れみの感情を押し付けてくる奴が悪い。
はーどっかに新しいコンビニ出来ないもんかね。新しいファミマとかじゃなく、全く新しい企業のコンビニ。オイラはスリーエフが好きだよ、ハンバーグ弁当が好きだ。