今日は大人になってから初めて水泳に行く。市民プールがあることは知っていたので、少し調べて水着も用意して、いざ。
プールがある施設には、トレーニングルームやらミズノのスポーツショップやらがあって、どでかい生茶の広告まで貼ってあったりなんかして。関東圏の市民プールってこんなんなんだ!?と驚いた。スポンサーなのかしらね。
更衣室で着替えている間、なんだかソワソワした。ここ何年かの人生の中で、家と温泉の脱衣所以外で一旦裸になることってなかったから。海パンを履いてプールへ向かう。通りすがる人を観察し、タオルが必要なんだなとか、ここに荷物置くんだなとか覚えながら。
準備運動を一切せず、入水!これが温水プールなんだな。温泉くらいあったかいのかと思っていた。冷たいよりのぬるさ。でも運動するわけだから、このくらいで良いんだろうなと納得させた。プールの中をのっしのっしと歩く。すでに他の利用者の流れに合わせて、反時計回りで、大股にしてみたり、横向きになったりして歩く。オイラがいるフリースペースには十人前後の人がおり、皆同じ方向に歩いているので、小さな流れがプール内に生じていた。オイラが立ち止まると、人が生み出した水流でグッと押される感覚があった。
歩いているだけでは退屈かと思っていたが、意外とそうでもない。プールは広く、大きな窓からは緑が見える。そして音楽が流れていて、別のスペースではエクササイズをしている団体がおり、コーチの人の元気な声が聞こえてくる。目にも耳にも適度な賑やかさが飛び込んでくるので、全然飽きなかった。
フリースペースは歩いても泳いでもOkな場所なので、オイラがえっちらおっちら歩いている横を、誰かがすいーっと泳ぎ抜いていく。それをじっと観察する。あんなに小さいバタ足なのにどんどん進んでいってすごいなーと感心していた。
今日は水に慣れるだけと決めていたが、思い切ってオイラも泳いでみることにした。クロールしか知らないのでクロールだ。ぐいっと蹴伸びをして、ばっしゃばっしゃと手足を動かす。最終的には20mくらいは泳げたが、全然ダメだ。元々泳ぐのは得意ではないので、そんわりに泳げたなとは思うんだが、いかんせん呼吸が下手。泳いでる時に自分の鼻からでる空気の泡が邪魔くさいし、息継ぎはできるが意識しないと、水圧のせいかすぐ呼吸が出来なくなる。あと身体が真っ直ぐじゃないような気もする。体幹が弱いのか。
一度泳ぎ終わるたびに、ハァハァと肩で息をしてしまう。心肺機能が低すぎる。課題が山積みである。これはかなり面白いなと満足し、今日はここで切り上げた。
シャワーを浴びて更衣室で着替える。シャンプーはしても良いらしいので次回やろう。あとドライヤーが最大風量でも小さい虎の寝息くらいしかないので、髪を乾かすのに工夫が必要なことがわかった。
オイラがプール施設を後にすると、向こうから大量の大学生たちがやってきた。確かに駅は近いんだが、皆さんはここに何しに来たのでしょう。隣の体育館とかに用事があるのだろうか。話に夢中な大学生たちが正面を見ておらず、オイラにぶつかってくる場面が3回あった。オイラが当たり屋みたいになってしまったな。
帰りの電車で、80歳の男性が話しかけてくれた。最近寒いねとか、嫁さんとは友人の紹介で出会ったんだよとか話してくれた。嬉しい。オイラはじーさんばーさんに話しかけられるのがかなり好きだ。自分でもよく分からないんだが、親族でも他人でも関係ない。
逆に、自分より若い人に話しかけられたら勘繰ってしまう。詐欺かな?と。もしオイラが80歳になっていたら、世の中の人の半分くらいは年下になってしまうわけだから、いつも勘ぐるようになるんだろうか。それはいやだな。