wander around holding a soft oval

日記や雑記を書いています。それらの違いは分かりません。

自由が丘

この日の東京は曇り。自由が丘へ向かった。

目的地のひとつ、ムーンスター自由が丘店を目指して歩く。自由が丘は駅前が東京のようで東京っぽくない、綺麗なんだか汚いんだかよく分からない場所だと思う。そこが好きだ。駅前で新たにレモンケーキ専門店が出来ており、店員さんが呼び込みをしていた。

目的の店の近くまで来たが、開店まで1hほど間があることに気づく。オイラが珍しく早めに家を出たので、半分ほど店が閉まっている状態の自由が丘を歩いてしまっていた。どうりで人が少ないわけだ。こういう時はオシャレなカフェで時間を潰しても良いのだろうけど、フツーにスタバに行った。

オイラにとってスタバは、どちらかと言うとスウェット&手ぶらでホゲーっと入ってもいい店だと思っている。季節のナントカフラペチーノを飲むよりは、アメリカンとドーナツを注文することが非常に多い。都会のオシャレなカフェだとコーヒーに650円支払う必要があり、だいたいそういう所は椅子も硬くて過ごしにくいので、だったらスタバでホゲホゲしている方が性に合う。

すでにお客さんで賑わっていた。オイラの隣りに座っていた女性二人組は、片方の人がリアクションが大きくてもう片方は大人しい。それでいて二人とも声が小さいので、隣でコーヒーを啜っていても煩いとは思わなかった。

 

inuse.jp

11時になりスタバを出ると、ポツポツ雨が降っていた。なんとなくもうしばらく降りそうだったので、駅まで戻って傘を借りる。アイカサは便利である。最近値上げしたけどな。

傘を差してさっきの道をまた歩き、ようやくムーンスターへ。オイラはムーンスターの靴が好きである。2足買ったし友人に1足プレゼントするくらいには好きなブランドだと思う。ムーンスターは幅広(3E)の靴の種類が豊富だし、2Eと3Eの間のような靴があったり、デザインがへんてこだったりして面白い。それでいて安いのだ。店構えも落ち着いていて良い。

靴を見ていたら店長さんらしき人から話しかけられたので、この靴は店舗限定なんですねとか、今日は白い靴を探しに来ましたなどと会話した。店長さんに誘われ、足のサイズを測り、5足ほど試し履きさせてもらった。

最近は2万とか3万の靴を履いている人を電車で見かけてビビっていると伝えたら、高い靴を買うより、そこそこの靴を買って靴紐をしっかり結んだほうがずっと脚に良いですよと教えてもらった。ついでにオイラの足に合った靴紐の結び方も教えてもらう。

今回試し履きした靴はどれもすごく履き心地が良かったが、キャンバスの、いわゆるコンバースみたいな靴にした。店長さんが「コンバースみたいでしょ!」と言っていたのでそう呼ぶ。但し、履いた時の内側の広さや踵のフィット感がぜんぜん違う。こういうキャンバス生地の靴は甲高で幅広な足を持つオイラにとっては窮屈で足が痛くなるので、履くのを諦めていた。しかしここのは履けるので感動した。買った。

オイラが試し履きしている間、隣では海外から来たっぽい人が、足袋の形の靴を履いてご機嫌であった。人が履いているのを見ると、アレもなかなかかっこよくていいなと思う。

 

近くのお蕎麦屋さんに入り、ざる蕎麦とミニ牛丼のセットを注文した。やってきたご飯には、なめこの味噌汁も付いてきた。蕎麦があるのに。蕎麦って汁物で換算するんじゃないのか。しかしいざ食べてみると、冷たいざる蕎麦を食べた後に温かい味噌汁を飲むのはバランスが良いことに気付く。へー。これは家でもやってみようと思った。牛丼も美味しかった。好きな感じの店だった。

雨がすっかり止んだので、また駅前に向かって歩き、今度は傘を返す。アイカサの良い所は、晴れている間は荷物になってしまう傘を手放せる所にある。

 

そのまま大岡山駅までひたすら歩く。だいたい30分以上かかるかな。自由が丘はやはりというかなんというか、オシャレな町に違いはないのだが、あんまり都会都会していない所が良い。それと、あるタイミングから急に「ほんとにココ東京か…?」って感じるような土地にたどり着くのも良い。

歩いて歩いて坂を登って、大岡山に着く。駅前に大学があるので栄えている。大学に併設されたチェーン店のカフェが、二階建てでめちゃくちゃでかくて笑った。

大岡山の商店街を歩く。なんかの曲がかかっているが、ほんわかしたムードのそれじゃない。どちらかというとアジアンな、インドのダンスナンバーみたいなのがかかっている。どういうことだろう。と考えながら歩き続け、2つ目の目的地・青熊書店に到着した。

www.oookayama.or.jp

青熊書店は以前は自由が丘にあったが、今年大岡山に移転した。移転後、初めてお店にお邪魔した。青熊書店は青森出身・熊本出身のお二人が経営している本屋だ。だもんで青森と熊本に纏わる本を多数取り扱っている(そうでない本も山ほどあるし古本もある)。都会なのに地方っぽい、地方なのに都会っぽい、その雰囲気が好きである。

靴が入った紙袋を手に下げて店内をウロウロしていたので、店員さんが「そこの椅子に荷物置いても大丈夫ですよ」と仰ってくれた。心遣いのお陰で、思う存分本を眺められた。青森で発行されている雑誌を買うか最後まで悩んだが、今回は荷物になるので泣く泣くパス。しかし文庫と新書、そして手紙を買った。

店員さんに、自由が丘にあった頃も伺いましたと伝えたら、嬉しそうにしていた。ポイントカードを貰い、今回本を買った分シールを貼ってもらった。シールには”つがる”や”ふじ”など、果物の品種名が書かれていてかわいらしい。スイカのシールもあった。こういう本屋はずっとあって欲しい。ずっと、あって欲しい。

 

少し疲れたがエイヤと気合を入れて、休憩せずにまた自由が丘まで歩いて戻る。実はこの日はピクミンブルームというゲームのイベントの日で、1万歩歩くとスタンプがもらえるのだ。もらうとどうなるか?特になにもない。1万歩歩いたという証が手に入るだけである。はっきり言ってあっても無くてもどうでもいいものだ。

しかし、これを口実にオイラはどこかに出かけては、1万歩歩こうと努力する。健康にもなるし面白いものも見れるし、良いことしかないのでずっと続けているんだ。貰い損ねたことはまだ無い。

世の中にはフツーに1.5万とか2万とか歩いている人もいる。ああいうのを見ると脚がカーボンファイバーで出来ているのだろうかと思ってしまう。オイラは1万歩で充分クタクタだ。他人の沢山歩いた(でも本人は普通そうにしている)記録を見るたび、自分は軟弱な人間だなと落ち込む。

帰り道であまりに疲れて、よく行くカフェでお茶を飲んでから帰った。隣りに座った男性のモバイルバッテリーがやたらデカかったな。

蕎麦屋のおしぼりの写真を見ながらお別れです、一日一食うどんそば。