温泉に行く。スーパー銭湯と呼ばれるものと温泉というものの違いが分からず、大きい施設のものをすべて温泉と呼ぶことにしている。スーパー銭湯は、知らない。予の辞書にない。貴殿は温泉、貴様も温泉。ここは温泉の国である。
よく行く温泉は雰囲気がとても良い。露天風呂の方にTVが付いてるが、音声はoffになっているし、張り紙やポップも少ない。ご飯を食べられる休憩所(食堂か?)は広くて静かである。心が洗われた。
帰りにショッピングセンターに行き、掃除用のマイクロファイバー布巾を買う。今家にあるやつは5枚組の5枚目のやつで、買い替えずにずっと使っていたので。
別にその布巾が丈夫だったというわけではなく、単に5枚目になってから取り替えずに使っていただけである。布巾のコスパはオイラの怠惰によって成長したと言える。精神論というか、気分に左右されないか、コスパってやつは。あまり意識せずにぼんやり生きているので、コスパもタイパもぼやぼやさせている。
布巾を買ったあとに、本屋にも寄った。子供の本コーナーに、戦争の話をインタビューし纏めた本があり、結構驚く。パンどろぼうシリーズの隣に、表紙が見えるように置くとは、中々派手なことをする。
それ以外でも、なんとなくだが、学びにつながる本が多く紹介されている印象。社会であったり知恵であったり、教養であったりとか。
オイラが初めて触れた戦争にまつわる話は、ちいちゃんのかげおくりだったか。悲しい話のはずなんだが、オイラはかげおくりってスゴい!という感想を強く持っており、今この歳になってもかげおくりをして暇を潰すことがある。
あとはなんといってもはだしのゲン。戦争の悲惨さを学びたいから読んだ、というわけでは全くない。小学校の教室に置いてあったマンガがはだしのゲンシリーズしかなかったのだ。ホラー漫画や恋愛漫画と同列で、それを読んでいた。
出てくる言葉が面白い。怒っているのに「うわーい」と叫んだり、ギギギと苦しんだり。あだ名でクソ森はないだろとゲラゲラ笑ったり。主人公たちが頭蓋骨を売り歩く時に米兵に歌った歌が何故かテンポが良かったり。そういうことを覚えている。
もちろん、主人公の母親を火葬した時に母の骨が全く残らなかった話とか、ドングリがヒロポン漬けになったりとか、そういうことも覚えているけれど。あの漫画で広島弁を少しだけ覚えられた。おどりゃクソ森!
ただまぁ、どれだけ愉快な話でも悲惨なエピソードも、それは創作の可能性があるし、インタビューや自伝だとしても、いろんな立場のいろんな声のうちの一部を切り取ったものである。それを忘れてはいけない。
小さい声を大きく捉えても、でも小さく捉えすぎても良くないと思う。
本屋に寄ったあと、また別の本屋に寄った。すると、そこの子供向けの本コーナーは、ためにならない本ばかり並んでいた。その光景がオイラには、とても良かった。