今日は髪を切りに、いつも行く美容室へ歩いていった。切るのは3ヶ月ぶりか。
街を歩いていると、ポン菓子のような形の蕾をした花が咲いていたり、ツツジが蕊だけを残して花弁を茶色に染めていたりして、花を見ているだけで面白い。
オイラはツツジが特に好きだ。桜の花が散る頃にどんどん蕾を付けていって、紫陽花がボンっと咲く頃には萎びている。けれどよく見ると、蕊だけが、カタツムリの目のようにびゅんびゅんと元気に伸びている、というか残っている。それを見ると、歳を取った婆さんがばっちり化粧をして街を歩いているように見えて、なんかちょっと元気になる。上沼恵美子さんみたいじゃないか?ツツジって。あの方も綺麗にしてるよな。見習いたい。
他にもバス停近くの公衆電話で電話をかけているドレス姿の女性とか、今から釣りに行きまんねんみたいな顔の男性にすれ違ったりして、中々面白い。日曜日は沢山の人が外出するから、人混みが嫌いなオイラは家にこもるようにしている。今日しか予約が取れなかったので、仕方がなく街にやってきたが、面白いものが見れてよかった。
美容室の斜め向かいに、スナックとかが沢山入ってるビルがあるんだが、そのビルの入口でおにぎらずが売られていた。男性の方が、多分お店の方だと思うんだが、その方が売っていた。
このおにぎらずの店のことは、実は前から知っている。いつもビルの入口に看板が出ていて、そこには「ドリンク100円!」とか「サラダバー100円!」と書いてある。今の御時世でアレもこれも100円なんて、逆に怖くないか。オイラはめちゃ怖い。もし店の中に入って会計しようとしたら、チャージ代で5000円とか取られるかもしれん…と。そう思って行かないようにしていたが、店の外でおにぎらずだけ売っているなら好都合だと、店員さんに話しかけて角煮入りのを買った。350円。
美容室に着いたが賑わっている。店内の椅子に座って待っていたら、担当のTさんが「ごめん!あと20分ぐらい待たせることになる」と謝ってきた。繁盛しているのは良いことなので仕方ないですと言って、近くの喫茶店にでも行って時間つぶしてきますと話して店を後にした。Tさんは「ありがとう!お金あげようか?」と言ってきた。母親か。
喫茶店…ではなくコンビニのイートインでアイスコーヒーとクロワッサンを食べる。会計してくれたカタコトの店員さんは多分研修中の人で、コーヒーの蓋が半分しか閉められてなかった。このまま傾けたら絶対こぼれてたね。Youtubeで中川家のコントを見ながら待つ。めちゃくちゃ面白いので店内で噴き出してしまった。
20分経ったので美容室に戻る。席に案内されて髪を切る理髪台(って言うのか?)に着くなり、Tさんが「いや~お母さんみたいになってるじゃん!髪!」と言ってきた。この人は、オイラが髪を伸ばしホーダイにした状態で店にやってくると、必ず「お母さんみたい」と言ってくる。隣のお客さんも笑っている。ほんとですよ~Tさんがオイラの髪のことをお母さんみたいって言ってくるって、オイラの仕事場のお客さんに言いましたよなどと話しながら、髪を切ってもらった。
Tさんはオイラと性別も違うし年齢も随分離れている。そこが良い。お互いに被るところが元々ないから、会話に遠慮がないし、会話してて共通項が見つかると盛り上がる。それが楽しい。逆にオイラと同じくらいの歳の人とか、年齢違って同じ性別の人とかだと、どうやって話を合わせたら良いか分からず緊張する。同じ属性の人間と話が合いにくいので。かといって黙って雑誌読んでいるのは面白くない。だもんでオイラはいつもTさんを指名している。金はかかるがそれに見合った時間を過ごすことが出来る。
髪を切り、店のレビューを書いたらシャンプーあげるよと言われてシャンプーだけもらい(レビューをまだ書いてないことに今気づいたのだ)、店を出た。
今日の昼飯なににしようかと、ぼんやり考えてながら歩いて帰っていた。そういえばさっき、おにぎらず買ってたな!と気付いて、近くの公園に寄った。ベンチに座っておにぎらずを取り出す。めっちゃ手作りっぽい。大きい。中には角煮とほうれん草が入っていて、とても美味しい。コンビニでバカでかいおにぎり買うよりコッチの方が全然いいなと思いながら、バクバク食べた。
今まで豚の角煮というものを、あまり有難がって食べたことはなかった。ご馳走みたいなイメージはある。けれど実際食べてみると、ほろほろ~とほぐれていって、肉の繊維を食べるようなことになるでしょう、アレがあんまり美味しいと思ってなかった。結局これってスカスカになった肉を食べさせられているだけじゃないか、だったらソーセージとかの方が良いなと思っていた。
だが、この角煮入のおにぎらずを食べて考えが変わった。ほろほろ崩れた肉の繊維と米粒が合わさると、どこを食べても「豚の角煮が纏わりついたごはん」になるんだな。日本人は口内で幾つかの食べ物を合わせて食べられる、そこに食の喜びを感じると聞いたことがあるんだが、豚の角煮おにぎらずはそれを思い出させてくれた。これはソーセージにも唐揚げにも出来ないことだ。感心して完食した。これからはもっと角煮を食べていこう。
帰り道の紫陽花も綺麗だった。オイラはガクアジサイが好きだ。昔はあのぼんぼりみたいに丸くなるタイプの紫陽花が好きだったが、今はガクアジサイが好きだな。あれは雨の時に見るのがオススメだ。雨粒がガクに当たると、ぴょこっとガクが跳ねるんだ。それが良い。雨の日にもどっしり生えている紫陽花も良いけれど、雨粒が当たる度にぴょこぴょこ動くあのガクアジサイを見ているのが好きだ。楽しい気持ちになる。今日は晴れてたけども。
今日の日曜に出かけて起こったことを書いた。満足したので終わり!
