歯ブラシを替えると簡単に気分が良くなれるなぁと思っている。あ、これは「今年買ってよかったもの」の話ではない。
歯ブラシは形状や硬さ、独自の毛など色々と種類がある。しかしオイラは種類に拘りがない。ネット通販で20本くらいのセットををまとめ買いしているが、その時に購入できる安いものを選ぶ。いっぺんにたくさん買っておくことが拘りと、呼べるかもしれない。
「使ってるとさ、歯ブラシの毛の束がどんどん広がるじゃん。ってことは、歯に当たる面が増えるんだからさ、よく磨けるんじゃない?」
おろしたての歯ブラシで歯を磨き終えると、たまーに、子供だった頃の自分の主張を思い出す。発想は良い。しかし歯ブラシを立体的な目で見てやると、毛束が広がった場合、多くの毛が歯に触れなくなる。触れたとして、手で歯に押し当てているその力が、歯の面に垂直にかからない。つまり、あまりうまく磨けないのだよ。
新品の歯ブラシで磨くと、分かりやすいくらいに歯の表面がツルツルになり、舌で触っていると気持ちがいい。自分の身体に、こんなにツルツルの場所があるのかと思うと面白くなってくる。この感覚を味わいたくて、(おそらく日本人の平均よりも)早くに取り替えてしまう。20本入りを買っておくのもこのためだ。
この前電車に乗っていた時、電動歯ブラシのCMを見た。なんでも従来とは違う方向に振動するらしく、普通に磨くよりも200%ほど綺麗になるそうだ。倍ということか。普通の歯ブラシで磨いた時よりもずっとずっと、歯がツルツルするのだろうか。だとしたら、歯の表面が削れてしまわないだろうか。ちょっと怖い。歯磨きは毎日するものだから、歯ブラシに投資をするのも悪くないと思う。が、しない。
オイラは普段腕の筋肉をモリモリ使って仕事をしているわけではない、なので同年代の男性よりずっと腕が細い。華奢なのは別に構わないが、いつか爺さんになった時、筋肉なさすぎて困ることがあったら嫌だ。
もし電動歯ブラシなんかで更に、自分の腕を甘やかすようなことをしてしまったら、いよいよこの両腕が枯れ枝のようになってしまうのではないか、と思っている。なので購入はしない。不便だからこそ得る恩恵があるはずだ、日常の中には特に。
電動歯ブラシは良いとして、電気シェーバーが欲しい。が、電気シェーバーというものの平均がどんな価格帯なのかも知らない。今年買ってよかったものには間に合いそうにないだろう。今年買ってよかったものねぇ、古着屋で買った黒いニット帽じゃないっすかね、風で髪がぼわーっとならないのでオススメです。1000円でした。