wander around holding a soft oval

日記を書いてます。人からはエッセイだとも言われます。違いがわからない。

病院も行ったしカーテンも買った

朝起きて整体に行く。この日はあまり先生と話さなかった。いつも何かしら語りかけてくれるんだけど。話したのは確か…いやダメだ、やはり全然思い出せない。いつもテキトーなことばかり話しているからかな。自分から進んで話したりはしない。

施術を受ける時、最初はオイラがうつ伏せになっている状態で揉まれて、その後横になるんだけど、その時オイラはいつも右側を下にして横向きに寝る。んで左の尻やら腰やらを揉まれる。ほんで次は反対を向くんだけど、右の尻やら腰やらは、さっき揉まれた時間の半分くらいしかかからない。いつもそうだ。ひょっとして、先生は左側をもんだ時点で疲れてるのかな?それともオイラの右側の尻や腰のダメージが低いから、あまり揉まれないのだろうか?次に整体に行くことがあれば、最初から左側を下にして横になってみよう。日常の実験だな。

施術と会計が終わって建物を出ると、その度に身体が軽くて驚く。足が勝手に前に出ていく。面白いけど、こんなに頻繁に整体に通っているオイラはおかしいのではないかと思ったりもする。一般的に、座って仕事をすることが多い人って、どれくらい身体を労って生きているんだろう。すごく気になる。

 

家で家事をこなした後、時間が来たので支度をし、予約していた病院へ行く。夕方に出発したんだが、暑い!まだまだ暑い。8月くらいの暑さは別に気にならないんだが、今の時期の暑さはなんか、天気もそんなに良くないくせに暑いので、不快感が強い。オイラは暑いのがそんなにイヤではないけれど、他の生き物とか、未来の人間たちのことを考えると、あんまり暑くならないでほしいなぁと思う。歩いている途中でじんわりと汗をかいた。

マスクを持ってくるのを忘れていたことに気付く。診察券は家を出る直前に思い出してカバンに入れたのに!くそーまたコンビニで買わないとな…でも高くつくんだよな…と思い、少し悔しくなる。まぁマスクの残りは職場でも使うから良いか!と自分を納得させて、ファミリーマートへ。一番安いマスクと、でかい焼きそばパンを買った。病院に向かいながらムシャムシャ食べる。うまい!焼きそばパンのカロリーが意外と低くて(でかいのに)ちょっとびっくりした。道の途中ですれ違った女子高生、オイラとすれ違った瞬間に走り出していった。お腹減ってたのかな。

病院に着いたので受付へ。オイラの方から 血圧計で測りますか? と聞くと、じゃあ一応測りましょうと言われた。多分測らなくても良かったんだろうな。余計な気を回してしまったなと少ししょんぼりしながら、血圧を測った。上が128。今日は高め。

 

漢文の参考書を読みながら、自分の名前が呼ばれるのを待った。漢文の文法は面白い。参考書の三分の一程度読んだ段階だが、英語の文法と共通する点が多くて、わかりやすい。この漢字はこの品詞の漢字の先に書くこと、この漢字は最初に書くのと後に書くので意味が変わるから場所は大切だとか。そういうのを勉強すると、なるほど漢文というのは返り点を付けることで順番通り読めるようになるのではなく「白文の時点でどの漢字から読んでいくのかは決まっており、それをよりわかりやすくするために後から返り点をつけている」のだ、という事に気づけた。こういうことは高校生の時点では気付けなかった。多分それは、漢文の授業を真面目に聞いていなかったのでも先生のせいでもなく、オイラが英語が苦手すぎて文法のことがさっぱり頭に入っておらず、だもんで漢文の文法も分からなかったことが原因のひとつなんだろうな、と勉強していて思った。

「学生の頃はこんなこと習わなかった!」とか「これを学生の頃に知りたかった!」というセリフを、参考書の帯に書いて宣伝として利用する出版社がいる。大人になるにつれて論理的思考が出来るようになったり、勉強が好きになったりする場合もあるから、そういう人――子供の頃には論理的思考が身につく土壌がまだなかった人間――に対して、知りたかったはずのことを教えていても、果たしてそれを身につけられたかは分からないよなーと思う。教わる側の問題を、参考書を売る出版社は隠すことがある。過去のお前のせいなんやでと言ってくる参考書ってイヤだもんな。

 

オイラの順番が来たので、お医者さんといろいろ話す。とりあえず薬飲んだら落ち着いたし、薬飲まなくても大丈夫な日が続いていると伝えると、じゃあとりあえず様子見で、次悪くなったら検査しましょうという話になった。ずっとお薬を飲み続けて生活する人もいれば、すぐ治る人もいるし、薬が効かない人もいて、色んな人がいるから、まずは様子を見るのが大切だとも話してくれた。

ここのお医者さんはかなり丁寧だ。触診もするし、こちらが質問したり話すために必要な「間」を提供してくれる。だから待ち時間も長いのだけど、むしろ、だからこそ信用できる。

この病院の近くにある薬屋さんも良い。古いが掃除が行き届いていて、テレビの音がうるさくない。薬剤師さんの説明も丁寧だし、ちょっとユーモラスに感じる。雰囲気かな、話していることは普通だから。すっかり気に入った。

病院から家を挟んで反対方向にある家具屋さんに行くため、電車に乗って近くまで移動することにした。隣に乱暴に座る中学生がいたので、そこから離れて隣の車両に乗り換えた。学生は公共の交通機関を使用する場合のマナーとして悪いと言えばまぁ悪いが、別に気にしない。子供なんだからそんなもんだろう。それを気にするかどうかは、オイラの問題だ。隣の車両は静かだったし。

 

電車が到着して駅から出ると、まだまだ暑い。駅から店まで、そして店から家までは結構距離があるので、その間にヘバッてしまいそうだな…と思い、すぐ近くのファミレスで涼むことにした。日が暮れるのを待つのだ。

4人がけのテーブルに陣取っても良いのだろうかと、そろそろーっと座り、ドリンクバーとアイスを注文した。アイスは思っていたよりもずっと大きく、ちょっとしたパフェだった。病院に行った帰りにこんなものを食べて良いのか、具合が悪くなるのでは尻込みしたが、せっかくなので食べる。美味しいな~。パフェってうまいし、パフェの仲間たちも美味しい。例えばパルフェとかね。

向かいに座っている女性客が、多分お子さんの話をしている。足の腱を切ってしまったそうで、治療するかどうするかを迫られたが、お子さんは治療しないことに決めたそうだ。治療してしまうとリハビリに1年かかるので、その間テニスができなくなると。それを嫌がっての決断だったらしい。すごい。自身の人生を今のこの瞬間にかけているんだ。オイラなら絶対にしない。あっさりリハビリを受け入れると思う、老人になったときが怖いから。

この前整体の先生が、今美容がブームのあの国では脚の筋を何本か切ってしまう整形手術があると。それで筋肉がつかなくなり結果として脚が細くなる……という話をしていたことを思い出した。確かにあっちの国は顔の整形にためらいがないので、むしろ生まれてきた時(成長した時のかな)のスタイルの良さが大切だと聞いたことがある。なので俳優もアイドルも身体づくりに余念がない。そういう人たちって将来はどうなるんだろう。こわい。こわいこわいと思いながら、寒くなってきたのでココアを飲んだ。あまいあまい。

 

日が沈んだので店を出た。歩いて家具屋さんまで行く。車通りが多い道を進むが、なんとなく車の音が怖くて、イヤホンを付けて「ナイナイのオールナイトニッポン」を聞きながら歩いた。この二人はずっとしょうもないことばかり何十分も話している。芸人さんのすべらない話という感じではなくて、ただあったことをあったままに話している。全然面白くない。そこが良い。あっという間に家具屋さんに着いた。

家具屋にはカーテンを受け取りに来たのだった。先週美容室の副店長が「最近安いカーテン買って、家のを全部とっかえたんだよ!雰囲気変わってめっちゃいいよ!」と教えてくれたので、オイラも真似することにした。

オイラはオレンジと白のカーテンを買った。袋に詰めて店を出て、また歩く。思っていたよりもずっと、カーテンが重い。別に大層なものを買ったわけではないのだが、やはりTシャツとカーテンでは生地の厚みが違うのか、普段感じる布の重さではない。途中でスーパーに立ち寄り中華麺を買い、一緒の袋にしまいこみ、えっちらおっちら歩く。腕が疲れてしまって、最終的に両手で抱きかかえながら帰った。何キロあったんだろう。脚までぷるぷるした。

アイスも食べたし冷たいものもたくさん飲んだので心配だったが、結局体調は崩れなかった。ただ、次の日にアキレス腱が痛くて歩きにくかった。オイラは腱は大切にしたい、見てくれが多少悪くても良いから。

そうだ、買っておいてなんだが、このブログを書いている頃は、まだカーテンを付け替えていない。買って満足したわけじゃない。空がもう少し秋っぽくなってから交換しようかなーと思っている。いつになるのかね。

 

普段はこのブログで日常のことを書いていますが、趣味のゲームのことはこっちで書いてます。暇つぶしにどうぞ。