今さっき、目的地とは反対方向に向かう電車に乗ってしまい、終点に着いてからそれに気が付いた。乗客がぞろぞろと降りていくのに合わせて、オイラも「お、終点か〜」みたいな顔をして降り、何食わぬ顔で隣の車両にまた乗った。今これを書いている時、最初にこの電車に乗った駅を通り過ぎた。ようやく目的地に近づき始めた。
自分にとって電車の中は、書き物をしたり読書をするのにピッタリの場所だ。周りを気にしなくていいし、気にされなくて良い。本が読みたければ喫茶店に行くより、ペットボトルのお茶を1本買って、長ーい電車移動をした方が良いかもしれない。その時々によって混み具合や煩さが違うけど、それは店内も同じだろうし。
今ふと、笑福亭鶴瓶さんが若くて金のない頃、奥さんと電車に乗って移動して、ホームに降りずにまた帰る…というデートをしていた話を思い出した。電車で長距離移動するたび思い出す。鶴瓶さんのラジオで聞いたんだっけかな。段々政治の話ばかり口にするようになり、そのうち聞くのをやめてしまった。そればかりではイヤだなぁ。
そういえばこの前実家に帰った時、父がTVのニュース番組に悪態をついていた。前はそういうことはなかったが、長く生きたことでそういう文句も言いたくなるのだと思う。鶴瓶さんもそうだし父もそう。父はみのもんたに顔が似ている。
文句ばかりの人間を眺め続けるのは辛いのでやりたくないが、でも文句を言ってくれた方が良いとも思う。爺さん婆さんが世間にバンバン文句を言う社会って、個人的には好きだ。社会に文句が出てこなくなったら、というか文句が聞こえてこない社会は、いろんな意味でおしまいだろう。
実家に帰った時、家族たちは全然水を飲まなかった。オイラはペットボトルのお茶をすぐ空にしてしまうのに、彼らは酒ばかり飲み、ケロッとしている。オイラは友人に水を飲め飲めと叱られる。それは脱水症状でよく具合を悪くするからなんだが、オイラの家族はなぜ水分補給せずに元気でいられるのか。身体が強いのかな。羨ましい。オイラはすぐ身体が痛くなるし、肌もじゃんじゃん乾燥する。世の人ってどうしてるんだろ。
そう、◯◯について世の人たちってどうしてるんだ?という小さな疑問がたくさんある。水分補給もそうだし朝ごはんもそうだ。以前配信中にみんな朝ごはんどうしてんのって聞いたら、菓子パンだけだったりそもそも食べてなかったりして、あんまり参考にならなかった。スーパーに行くと朝ごはん用にグラノーラが大量に売られているし、医者も政府も朝ごはんで栄養取りましょうって啓蒙しているのに、実際オイラの周りでは啓蒙効果というか、キッチリ食べている様子がない。この齟齬はどうなっているんだろう。他人の生活ほどわからないものはない。
掃除機なんかもそうだ。うちの床はフローリング。週に一度は掃除機をかける。ゴミが落ちてるなと思って掃除するんだが、掃除機をかけ終わるとゴミが落ちている。エッと思ってまた掃除機をかける。これで終わりとするとまた落ちている、さっきとは違うゴミが。これは一体どういうことなんだろう。靴下にくっついててそれが落ちたのか?世の中の人はこういう目に合わないのか?
電車がもうすぐ着くのでここまで。みんなもっと自分の身の回りの、本当に取るに足らない小さな小さなことを書き起こしてほしい。キミが旅行に行った日のことより、手を洗ってズボンで履いたとかクリーム玄米ブランを食べると歯に挟まるとか、そういうことを。