質問が来た
【第139話】ポケモンUS虫贔屓実況【七番目のぬしと窮地のむし】 - ニコニコ動画
私は普段、実況プレイ動画を投稿をして楽しんでいる。今はポケモンUSとカービィWiiをやっているのだけど、もうめちゃくちゃ楽しい。
おかげさまで色んな人に見てもらえてて、ますます嬉しい。コメントも頂けて…ありがとうございます。
そんなコメントの中に気になるものがあった。
「SNSでのネタバレ回避はどのようにしていますか」という質問だ。
私の実況の方針は初見でのんびり。初見プレイを貫くため、その作品に関する情報はほぼ知らずにプレイをし始める。
この実況を始める前に知っていたことはこれだけ。
「冒険の舞台は南国のマローニ地方・○○の姿という言葉・御三家と伝説ポケモン2体の姿・準伝説がたくさん増えたらしい」これだけだ。
マローニ地方に至っては間違えて覚えていた。
ポケモンに限らず、私はなんにも知らずにゲームを始めるので、見てる人にはよく驚かれる。私にとっては結構普通のことだ。何って…情報を遮断してるだけだが?
では質問に答えていく。なお私は殆どTwitterしかやっていないので、それについてしか答えられない。ごめんなさい。
私はこの3つのことを守ってネタバレを回避している。
「リスト機能を使う・設定を変更する・よき友を持つ」。それぞれ説明する。
①リスト機能を使う
TwitterのTLは混沌としている。自分で情報を整理しようとしても、おすすめユーザーだの他人のいいねしたツイートだの、PVだの何だのが押し寄せてくる。トピックは滅せ。
こんな所を見ていたらネタバレなんてあっという間に喰らってしまう。なのでTLなんてものは基本的に見ない。
私はフォローしている人を全員リストに入れている。そのリストだけを見るようにする。リスト内のTLには、上に書いた邪魔くさいものは全て表示されない。
ただし他人のRTは表示されてしまう。これはどういう設定をしても必ず出てしまうので諦めるが、この人のRTするものがイヤだなーと思ったら、リストから外せば解決する。
ポケモンのネタバレになりそうなツイートをガンガンする人もリストから外しておく。
そしてポケモンの新作情報が出た辺りから、別のリストを見るようにする。ここには「この人は何があってもそういうツイートしなそうだな」と勝手に認定した人たちだけで固めてある。ほとぼりが冷めるまではこのリストだけを見る。避難。
リストから外すならフォローしなければ良いのでは?と思われるかもしれないが、相互フォローしていると、なにかと便利だ。
鍵垢にしても互いのツイートは確認できるし、フォロワー限定で意見を募ることもできる。DMも無理に開けっ放しにしなくて良い。TLにだけ現れないということがネタバレを防ぐ点では重要なんだ。
ちなみにこの方法は、とある視聴者の方から「私はフォローするけど私がネタバレをするかもしれないから、フォローを返さないで欲しい」とお願いされたことがキッカケで生まれた。その節はどうもです。
②設定を変更する
画像が表示されないようにするのは大切だが、それ以上にトレンドの場所を変更するのが肝要だ。
いくらリストだけ眺めようとしても右上のトレンドからの情報は防げない。(例えばPCブラウザでTwitterを眺めると、画面右上にトレンドが表示される)
もしそこに #ポケモン新作#アローラ#モクロー みたいに書かれていたら、私のような唐変木でも色々察してしまう。
なので私はトレンドをアイスランドにしている。
日本のトレンドを見なければいいのだ。これは心の安寧を保つのにも随分役に立つ。
例えば自分の推しが引退することが決まって、それがトレンドにずっと載ってたら気が滅入る。
私は怖がりなので、トレンドに「通り魔」などの不穏なワードがあったら本当に眠れなくなってしまう。私にとってトレンドの変更はマストだ。
例えばスマホならトレンドが見えないアプリを使ったり、PCなら拡張機能を使ってトレンドを非表示にするのもアリだと思う。
(私はスマホならfeatherを使っているし、PCだとおだやかTwitterを入れている)
しかしこのトレンドの変更は、アプリや拡張機能を利用せずとも、誰でも設定ができる所が一番良いところだと思う。
なおミュートワードは一応設定しているが、役に立たないことのほうが多い。気をつけろ。
③よき友を持つ
自分の動画を見ている人をフォローしているのだけど、中には「投稿された動画の○分あたりにネタバレ書かれてるから気をつけろ」と教えてくれる人がいたりする。
他にも、気遣ってUSのポケモンのことまでしか呟かない人もいる。私の実況は視聴者に助けられているなーと思う。ありがとうございます。
”友”というのは、なにも友達という意味ではない。自分が信頼できる人間・情報という意味だ。
私は実況に限らずゲームが好きだ。しかし私はゲームのニュースに関するアカウントは殆どフォローしていない。ゲム○パも○ァミ通もオートマト○も。
ネタバレを嫌うなら当然のことだ。しかし、ある1つのアカウントだけはフォローしている。
そのサイトは速報を嫌い、センシティブな内容を拒む。淡々とゲームの発売や延期、セール情報だけを伝える。
夕方に数分だけ挟まるテレビのニュースみたいな感じだ。それが私にはとてもありがたい。
好きなゲームに関係する公式アカウントも、そのゲームを好きな人もフォローしていない。好きなものほどフォローしない習性がある。もちろんネタバレを防ぐためであるが、それだけではない。
公式や情報との付き合い方
ジブリ作品は好きだろうか。私は好きだ。近くのTSUTAYAに猫の恩返しを借りに行くのだがいつも借りられている。
しかしジブリの公式アカウントも、ジブリが大好きそうな人も絶対にフォローしない。なぜなら自分にとって気に入らない情報を公開してくるからだ。
忘れもしない。金ローで”ある作品”が放送された夜。誰かが公式アカウントに「〇〇の△△は最後◇◇だったんですか」と質問した。それに対して公式は、映画では明かされない、隠された設定を話したのだ。
そのツイートは何万もRTされ、フォローもしてない私の所にまでやってきた。私はそれを見て絶望した。公式アカウントをミュートした。
物語の余白をどう捉えるかは見る人に委ねられると思う。余白も無視する者もいれば、想像して楽しむ者も、答えを知りたがる者もいる。それは人の勝手だ。
しかし、公式がその設定を話してしまった瞬間、その余白に埋まる景色が、答えが生まれてしまう。
ミロのヴィーナスの腕が見つかってしまったら、もうそれは完成されてしまう。後から誰かが腕を作り上げても、それは余計なものであり、嘘っぱちだ。
私の感想も、感情も、私自身もその作品にとって、もう余計なのだ。
それ以来私は、その作品を見ていない。思い出すだけで悲しくなる。
公式アカウントなどというものは、私にとって必ずしも”友”にはならない。
同じように、公式の情報が一番で他を二の次にするような人間とは距離を置きたい。
私は、私の気持ちとその作品だけの世界が何よりも大切なのだ。次に大切なのは他人の感想だな。もちろん合う合わないはあるけれど。
例え私がその作品で気付かなかった情報があったとしても、それは私の世界には存在しないものだから……とすら思う。
私にとってSNSは情報を集める場所ではなく、誰かの気持ちを知る場所という意識が強いのかもしれない。
だから自分の好きな作品に対する”情報”を発信する人であればあるほど、私はその対象から遠ざかっていく。その結果、ネタバレを喰らっていないのかもしれない。
おわりに
長々と書いたが結局わたしは、私の気持ちとその作品だけの世界を大切にしているんだと思う。
もともと自分が見て感じられる世界は狭い。なのでその狭い世界を管理するためにアレコレ頑張ってるのかもしれない。自分の小さな山を手入れする感じ?
私の実況自体も再生数は低い。しかしそれでいい。もし千も万も動画再生されたら、コメントでのネタバレ回避はしにくくなるし、罵詈雑言も増えるだろう。
聴いた話では私の動画は実況しているタイトルの割に治安がものすごくいいそうだ。
そりゃそうだ、モールのフードコートと地元の喫茶店を比べてるようなものだ。人が増えればその分うるさいし目につく。
こういう環境まるごと、動画の味として受け取ってもらえれば嬉しい。これは私の動画の味なのだ。
ここまでネタバレ避けについて散々書いたが、出来ない人や理解できない人がいるのも分かる。公式からの配給を立つなんてとんでもない!と思う人だったり押しの情報至上主義の人もいるだろう。
だから実践的かと言われるとわからない。ただ聞かれたので自分の方法を答えさせてもらった。別に情報を受け入れることは何の悪いことでもない。自分が欲しい情報を選べないことは辛いだろうさ。
そういえば、実はわたしは「ネタバレを喰らう」という表現はあまり好きではない。他の言い方をするのがめんどくさいのでこれを使っているところがある。
だってこれだと、道を歩いてたら車が突っ込んできてさー事故ったんだよ!本当迷惑!みたいな言い方じゃないか。
実際は「歩いていた道が車道の真ん中だった」というオチだろうよ。情報が飛び交う中を堂々と歩いてるんだからしょうがない。ぶつかった車がかわいそうだ。
SNSなんてやめちまえば良いのだ。まぁそれが出来ないので困るのだけども。
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