実家からガルギール生麺が届いた。パッケージからすでに美味そう&怪しそうだ!!
このパッケージの写真が絶妙に素人感がある。画質は良いのに影が出来ていて、今っぽくないなというか、近所の定食屋のメニューに乗ってる写真のようだなと思う。いいな。
そして全体的に緑。これはやはりガルギールをイメージしているのだろう。パッケージ左には「強骨野菜ガルギールを配合」とある。
「きょうこつ」で変換しても意外と出てこないぞ、強骨。そんな言葉を普段使わないし、名乗らないもんな。期待大だ。
昨年の12月頃、実家の母から連絡があった。新聞の広告に変わった麺が載っていたので、注文した所大層美味しかった。お前も食べるかとのこと。
即決しさっそく送ってもらった。母は、私が今も無類の麺好きであることを覚えてくれているのか。ありがたい。アナタは瓶詰めのウニが好きですよね。そして人参が嫌い。
特別な理由がない限り皆そうなんだろうけど、私もモチロン!麺が好きだ。
大学生の頃は一日三食四玉ざる中華を食べていた。それを1ヶ月続けても元気いっぱいであった。若さとは素晴らしい。
最近の私といえば、うどん5人前も食べられない。まったくだらしない!
ガルギールはエジプト生まれの強壮野菜だ。ルッコラと同じものとされていたり、ルッコラの原種とも言われている。味もルッコラに似ているのだそうだ。ということはあのゴマのような香ばしい香りがするのだろうか。
栄養が豊富であり、あのクレオパトラも好んで食べていたそうな。そういったことが、ガルギール生麺の公式ブログに書かれていた。
そんなガルギールくんが岩手県にある奥州市(前の衣川村)で栽培されたのは1996年。そうか!ガルギール生麺くんとは初めて会ったはずなのに、どこかで会った気さえしていたのは、同じ岩手県出身だったからか。
それに緑色の麺というのは、東北ではそこまで珍しいものではない。
秋田では麺にほうれん草を練り込み、北海道ならクロレラを練り込み、青森ではわかめを練り込む。練り込み文化なのだ。
なのでガルギール生麺くんを見ても抵抗は覚えず、むしろ美味そうと思えてくる。それにルッコラは好きな野菜だ。一昨年プランターで育ててムシャムシャ食べたほどには。
しかし…ガルギールという名前のインパクトはあるけど、野菜はあまり売れないんだろうな…と推測される。八百屋や市場で並んでても、果たして手に取るか…
同じものとされるルッコラでさえ、皆そんなにもりもり食べないもん。アクセントみたいな野菜じゃないか、ルッコラって。だから麺に練り込んだのかも。
茹でてみて思ったが、あんまり緑じゃない。それと麺がすごく太い。玉うどんほどじゃないが、乾麺のうどんよりも厚みもある。そして香りはほのかに野菜のような、ゴマのような香りを感じる…フレッシュなゴマ、みたいな。
充分茹でられたはずなのに、麺のエッジがすごい。つきたてのトコロテンのようでもある。ここまで近くで撮ると蕎麦の色っぽい。
麺と一緒に箱に入ってたつゆで食べる。う、ううううまい?!?!なんだこれ!!超美味しいじゃん!!
まず麺の香りがいい。小麦の味がしっかり伝わってくるが、それが嫌じゃない。決して粉っぽくない、それどころか何なんだこの喉越しは。つるンっっっっつるンじゃないか。
さっきトコロテンを例えに出したが、アレとは根本的に違う。麺だから当たり前なんだけど、喉を通ったときに麺のコシとエッジが上手いこと作用して、ぎゅるンっとした感触を味わえる。「ン」がカタカナなのはワザとだ。
不思議とつゆと絡むのもガルギールのおかげなのか。食べるとつゆの香りでガルギールくんの存在を忘れてしまうけれど、そんなことは些細な問題だ。単純に麺が麺としてむちゃくちゃ美味い。
あっという間に食べてしまった。沢山あったので時間はかかったはずなのだが、体感時間が短かった。ありがとうガルギール生麺くん。
同封されていた手紙を見ると、なんと手書きのようだった。ありがたい。感謝の言葉が書かれていた。こちらこそありがとう。本当にありがとう。便箋のセンスが可愛いですね。
ということで、ただガルギール生麺を食べ、美味かったという感想を残して今日は終わる。ガルギール生麺はここから買える。勝手に宣伝させていただく。
あまり関係ないのだが、私の今年の抱負は「よく休む」だが、その他に「良いなと思ったものはRTしたり褒めたり感想を送ったりする」というものがある。
せっかくこうやってブログを書いたり動画を投稿していたりするんだから、いいと思ったものはちゃんと声に出していこうと思う。
小さい声でも良いのである、やかましいのはキライだからな。
さて諸君、私の冷蔵庫にはまたガルギール生麺くんが眠っている。そうだ、母に頼んで私の分を買っておいてもらったのだ。今では私と母の間でブームになっている。
おっと、「クレオパトラと私と母の間で」と書き直しておこうか。ではまた。