まるっとまったりまろやかに

ゲームの感想、考察、実況プレイ動画のこと。日記も。

実況プレイ活動の見直し・性格の問題

貴方がハローワークに行ったとして、年間休日の欄に35日と書かれていたらどうだろうか。更に会社で働く人のインタビューで「私はもっと働きたいんです!」とか書かれてたとしたら。

そんな会社に勤めていたのが私だ。まぁそんな会社はないけれど。

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私は実況プレイ動画を投稿するのが趣味なんだけど、その動画投稿のことでずっと悩んでいた。ほんで、一段落がついたので、悩んでいたことと一応の解決策をココにまとめることにする。

実況プレイ活動の見直し・切欠 - まるっとまったりまろやかに

動画投稿が趣味の男は、なぜ35日しか休まなかったのか?今日はその文章の続きだ。

 

前回ブログに自分の状況を書いたことで、視覚情報として改めて自分に伝わった。そのせいか、寝る前に「嬉々として35日休んどったんか…」と怖くなった。

前回の記事には切欠というタイトルがつけてあるが、実は前から、自分が休もうとしないことに対してモヤモヤしていた。

月に1度1週間、動画投稿のお休みを頂くことにした。それまでの10年間まともに休んでこなかったから。もう歳だし。体を労りたくなった。早死したくないし。

実況プレイ活動の見直し・切欠 - まるっとまったりまろやかに

10年前から2年くらい前までは、休みが35日以下だったのかと思うと怖くなる。しかし35日でも、やはり足りない。足りないから体を壊した。

休まなかった原因や理由について、自分の性格を見直しながらアレコレ書く。

最初は、35日間の休みさえも、私には不要だと思っていた。

 

 

「動画投稿にも休みが必要だ」と友人から言われたのは1年以上前のことだ。

少しずつ体と心を壊しながら動画投稿を続ける私を心配し、今後のことについて話してくれたのだった。

冗談だろう?と思った。動画投稿なんてただの趣味なんだから。楽しいんだからそれは働いてない。第一体も動かしてないし。休みと一緒。

友人にそう伝えたら、クソデカため息をつかれた後に「じゃあ楽しく書いてる絵描きや動画クリエイターは働いてないってことになるぞ」と言われた。

ここでようやく気が付いた。

動画投稿という趣味は、一歩間違えると労働に変わるのだ。小学生憧れの職業である「YouTuber」と一緒ではないか。

金を稼がず趣味でやっているから、これは休日を楽しく過ごしていることになるぞ!と思っていたのだが……

傍から見ると「仕事を2つ掛け持ちして働いている人」になってしまうようだった。しかも無休&無給。ブラックとかそういう次元じゃあない。色で表すのも生ぬるい。

そもそも趣味ですら疲れていたら休むのに、休めない趣味とは一体なんなのか。なんなんだろう?これは趣味なのか?いや違う、ライフワークだ!

「そのバランスが取れてないから体を壊したんだぞ」と、また怒られた。そうだった。体を壊したから心配してくれてるんだった。すまん。

怒られたその日はなかなか眠れなかった。

自分は楽しいと思っていたんだけど、まさか……でも楽しいし……明日から動画投稿どうしよう……マリオギャラクシーの投稿が始まるな……と、また動画投稿のことを考えて寝た。

 

10周年記念動画を投稿してから、積極的に休むことを心がけた。

ひと月に1週間分、どこかで動画投稿を休む。投稿しなければ実況は先に進まない。進まないなら休んでも問題ないだろう!と思って。

最初のうちは良かった。本当に休んで良いものかと戸惑いながら、好きな本を読んだり散歩にでかけたり。もちろん大好きなゲームも沢山。

数カ月後、そんな余裕はなくなった。

 

投稿を休んでいる間も、動画の編集や撮影に追われるようになった。

日々の動画投稿のペースが上がったわけでも、能率が落ちたわけでもない。自分でその余裕を潰してしまうんだ。

投稿の進捗が予定よりもスムーズだと、その空いた(或いは空くであろう)時間に動画を撮ってしまう。動画を撮ったら編集し、編集したら投稿。

自分が持てる時間全てを使ってでも"自分の趣味"をしていたいのだ。

しかしそれでもまだ、満足できない。もっと動画投稿がしたい。週に7本投稿しておきながら、まだ投稿したくなる。

もっとたくさん投稿しないと、頭の中が積みゲーで溢れてしまう。もっとゲームがしたいのだ。

 

自分が1番ゲームを楽しむ方法は、実況プレイ動画として収録することだ。気持ちを声に出すことで気持ちが増幅される。

また、ゲーム体験を消費しようとしなくなる。一回きりの挑戦を楽しみに行こうとするので、結果その体験がより楽しくなる。

それに、自分のプレイを見返すことでゲーム体験を反芻できる。物語や世界を深く味わうことができる。

なので、そのゲームが楽しそうであるほど、実況するためにプレイせず取っておく。次回の実況プレイ動画用のゲームとして。

ゲーム実況をするのが楽しくて仕方がない。だから少しでも早く、沢山投稿しなければならない。出力が間に合わないのだ。

それで自分も、誰かも楽しいなら、例え体を壊しても最高じゃないか?

と、今もまだ思い続けている。

 

趣味なんだから休まなくてもいい、楽しいから休まなくていい。この考え方が休まなかった原因の一つだ。

しかしそれ以外にも、ゲーム実況の投稿に締め切りを設けていることも原因だと思う。

10年間、常に締め切りに追われて活動していたら、そりゃあ休憩なんてしてられないって思うだろう。年中無休のワンオペ状態でどう休めと。

もちろん!締め切りを設けたのは、年中無休ワンオペを望んだのは自分だ。じゃあなぜそんなことを?

 

……ここ最近気付いたのだが、私は過剰に責任を感じてしまうようだ。

そして「〜しなければいけない」と自分に課して生きがちである。

人が見るなら形を整えなければ、人を大切にしなければ、人を満足させなければ。と。

私が実況中にのんびりやろうとするのは、もちろんのんびりするのが好きだからなのだけど……責任感の裏返しというか、予防線の意味もあるのかもしれない。

そうならないように、気楽にやりなさいよ、と自分に言い聞かせないと、自分のゲーム体験にまで「〜すべき」だとか言い放つ。

そして他人のアドバイスに敏感に反応するのも「自分がそれが出来ないから意見をもらったんだ、そうしなければいけない」と自分を追い込んでしまうのが嫌だから、なのかもしれない。

ああ、ご存知の通り自尊心も低いのだ。

 

こんな性格を持ってしまっているから、誰かが待っているなら投稿するのが普通だと、自ら首に縄をかけて活動していた。

趣味すら満足に出来ないのかと縄を引っ張り、作ったものの評価もせずまた次の締め切りに取り掛かる…その結果がこれだ。

もし責任を投げ出したくなったら、楽しさが支えてくれる。楽しくないとかがあっても、責任が引っ張ってくれる。

楽しさと責任が、私の動画投稿を支え、私を苦しめてきたのか。でも大丈夫、苦しくないぞ。体は悲鳴をあげてるけどな。

 

 

ここまで書いて思ったけど…もし読んでる人がいたらドン引きしてるか、そんな程度で苦しむなと思われるかのどっちかじゃないか?

私はドン引きもしてるし、苦しむなよとも思ってるよ。

こういう自分の性格について気付けたのも、友人と沢山話して考えた結果だ。

ここまで動画投稿について「趣味」と書いていたけれど、これを「別の仕事」と捉えたらどうだろう?

仕事の休みに1日中休むということをせず、必ず4時間以上別の仕事をする。立ち寄った喫茶店でも別の仕事のことを考え続ける。そしてそれには期日があり、しかし終わりはない。

そう考えると、それを10年以上やるというのは中々にハードだなと思わないだろうか。いや、思わなくていい。私にはハードだったようだ。

今は少しずつ自分の性格の問題に対処できるようになってる。それはまた次の次に書くことにする。

次回は「なぜ休めない?構造編」を取り上げていくぞ!そうだぞ、ただ性格がアレだからダメなのではないのだ。ではまた。