まるっとまったりまろやかに

ゲームの感想、考察、実況プレイ動画のこと。日記も。

4月1週目辺りの日記

私はLを着ています

この前チャンピオンのMサイズのパーカーを見た。別に人様の服のタグをまじまじと見たわけではない。胸の右側にチャンピオンのロゴ、その隣にはMと書かれていたのだ。

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胸に輝くロゴとM。

胸を覆うほどのロゴとMだった。もう今となってはチャンピオンだったかすら怪しい。それほどまでにMの衝撃が凄まじかった。あんなにもサイズを主張する服があるとは…

興奮して家に着き、ブログに書こうとメモまで取った。でも一日経ってよく考えたら、MでもLでもどうでも良いと思えた。なぜ昨日はあそこまで興奮したのか。

あの興奮は、赤の他人に自己紹介する、される時に感じる気恥ずかしさに少し近いのかもしれない。あぁ、そういうご趣味があるのですね……みたいな恥ずかしさ。

……いやそもそも私以外の人間が、自己紹介されることに恥ずかしさを覚えるかどうか分からない。

いきなり貴方のプロフィールを知って良いんですか、まずはお互いの距離を大切にしながらタイミングを見て…と思ってしまう。気にしいなのだ。

私が自己紹介をする側に立つのもこっ恥ずかしい。名前くらいしか言うことがない。年齢は!?彼女は!?それは9周年の時にもうやった。

バイバイ

この件は有名な話であるしほぼ決着がついてしまったことなので、この映画についての私の意見は必要なかろう。見てない映画を語ることも出来ない。

やべー映画だなとは思う。そして、思うだけで口には出せない。

なぜなら私は9年前、BWの観覧車イベントで山男のナツメに対してホモネタだと笑って実況しているからだ。

観覧車イベは製作側が同性愛を笑いのネタに変えているわけでも、ましてや病気だの宗教観だのと括り付けているわけではない。

ただ汗まみれの男と観覧車に乗り、暑いなとトークかますだけ。私はそれを見て面白がっていた。ただそれだけだ。だから大丈夫。

そんなわけがないだろう、私よ。未だにきんのたまオジサンを引っ張っているゲーフリが、あれだけ盛り上がった同性愛ネタに対して第6世代からほぼ触れていない。

制作側は理解して作っているのだ。もうそういう時代じゃないと。アレはそういうネタで、それを私はゲラゲラと笑ったのだ。

バイバイの方も、9年前ならここまでのことにはならなかっただろう。しかし大丈夫だ、時代が悪いわけじゃない。満場一致でバイバイが悪い。

そして9年前の私ももれなく、悪いのだろう。だから今の私も、決して石を投げつけることは出来ない。

今観覧車イベを実況している私に会ったら、その自分を捕まえて本荘大橋の上を原付で引きずり回したくなる。しかし当時の私には、その理由が理解できないはずだ。

9年の間でセクマイへの理解や他との違いへの理解が多少進んだ。そしてそれらを攻撃する人を見ると呆れるようになった。

しかし悲しいかな、私は今でもゲームのホモネタを面白いと思ってしまう。一番嫌悪するのは自分になのだ。

クレヨンしんちゃんが風間くんにせまるシーンで笑ってきた。とんねるずの保毛男で笑ってきた。阿部さんでニコニコにハマってしまった。そこかしこにそういったものがあったのだ。しかしこんなもの、言い訳になるのだ。

自分の、セクマイに対して別に良いじゃんと考えるのも、他国で同性同士の結婚が認められるニュースに喜ぶことも感情だ。

しかし面白いと思うのも感情なのだ。私のこの感情は、もう変えられないのかもしれない。それが私は悲しい。

面白いと思うことが悪いとは思わない。勝手に思えばいい。なんなら笑っていればいい、それは私には関係ない。しかし私は私のそれを悲しいと思う、それだけの話。

追記

一夜明けて読んでみて、どうしてもこの文に気に入らない部分があるので追記する。

もう変えられないかもしれない、と決めつけて終えるのはおかしいんじゃなかろうか。

確かにそういったネタを滑稽だと思う気持ちは変えられないかもしれないが、そういったものから遠ざかることだって出来るんじゃないか。

感情は変えられなくても、態度は変えられるだろう、これから先も。それを悲しいで締めるんじゃない。追記終わり。

 

ラビィッ

www.nintendo.co.jp

昨日ようやくマリオラビッツをクリアした。まだシナリオ攻略しかしておらず、この後残りのアイテム集めやサブミッションをこなしたい。全て済んだら追記するなりしようと思うが、今の所の感想を書いておく。

なお、マリオラビッツの良さみたいなものは既にあちこちで書かれているので、そういうのが知りたければそちらのブログを読む方が良い。

一言でいうとかなり楽しかった。でももう少し具体的に書く。(ネタバレ注意)

①マリオ・ラビッツピーチ・ピーチの個性

登場するのはマリオ側のいつメン、そしてラビッツ達。彼らのキャラがしっかりと立っている。特に上で書いてあるキャラ達の出番が多い。

主役は勿論我らが世界の配管工であるが、正義のヒーローらしい立ち振舞をしてくれる。ポジティブで明るく、そしてカッコいい。

特にマリオが最初のステージに到着するシーンは「UBI……ちゃんとマリオさんの顔立ててるじゃねぇか……」と思ったものだ。このゲームの制作はあのUBISOFTである。

ピーチも途中で参戦するのだが、この登場の仕方が実にピーチらしい。気品が溢れ慈悲深く、そしてお転婆。「姫はいい加減クッパルートに進んでくれ」と願っている私も、このピーチには好感が持てた。マリオとピーチの関係が良いんだこのゲームは。

そしてラビッツ側のメインヒロイン、いや下手するとこのゲーム全体の主役であるラビッツピーチだ。プレイすると必ず、必ず「ラビッツピーチ可愛すぎない???」と頭を抱えることになる。必ずだ!三回言った。

ラビッツピーチとピーチ、見た目も大きく違うが、最大の特徴はここだ。

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いとしのマリオをみつめている。

「マリオのことが好きだ」と明文化されているのだ。報酬にキスをするピーチとは違う。いつでもキスをする心構えが出来ているのだ。あのメスウサギは!(個人の見解です)

ピーチに対抗意識を燃やし、マリオの隣を常にキープ。そして大好きなスマホのストラップにはマリオの形の人形が。

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絶対この時ラビッツピーチはドキドキしてる。

何?この一文だけでマリオを好きかどうかは分からんだと?良いぞ、ラビッツピーチのマリオLOVEエピソードは細かいがまだまだある。

このゲームはバトル終了後にリザルト画面に映る。そしてチャプターをクリアするとHPが回復する。それらの時の固有のモーションで、ラビッツピーチは必ずマリオの方を見るのだ。

どんな編成でバトルしても、リザルト画面ではマリオの右側をキープ。そして身だしなみを整えてマリオの方を見る。は?可愛い。

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せっせと身だしなみを整えて、チラッ。

そしてもう一つ。このゲームは一度遊んだステージをやり直すことが出来る。私はステージ2のボス戦をやり直した。編成は変わらずだ。しかし。

やり直した時の、ボス戦前のムービーがかなり違うのだ。やり直す前はラビッツピーチが強制退場。やり直した時は、ラビッツピーチがメンバーに参加。

つまりラビッツピーチが参戦した時に限り、専用のムービーが流れるのだ。ラビッツピーチの魅力が溢れるムービーが、だ。これを見るためにはステージ2をクリアする必要があるが、ぜひとも見て欲しい。可愛いから。
(もしかしたらやり直す前でも見れたのかもしれないけど、条件がわからない)

ラビッツピーチの活躍はこれに留まらない。EDではピーチと和解し、あんなものまで建つ。そしてスタッフロールでは……もうUBIのラビッツピーチ推しがすごい。

勿論他のキャラクターの個性も結構立っている。不気味でヤベー奴ヨッシーラビッツとか。マリオとマリオラビッツ、ルイージルイージラビッツが初めて会った時は中々に可愛いんだ。

一方で、その後マリオラビッツ達の出番は少し少ないように思える。ヨッシーは加入時期の関係上仕方がないが、ストーリー上では全然出番がない。寂しい。

なおストーリー上というだけで、バトルでは皆活躍の場が多い。それぞれ独自のスキルを持つので戦略の幅が広い。そうだバトルのことも書こう。

②意外と難易度の高いバトル、不便な点、初見殺し

公式サイト等を見て貰えれば、どういうバトルをしていくのかは知れると思う。なので説明はしない。でも思ったことは書く。

このゲームは隠れることが大切なのだが、相手の武器の射程と移動歩数が長いので、割とすぐ横を突かれる。また遮蔽物を挟めば弾は当たらないかと言うとそうではない。

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この場合マリオはブロックに”隠れていない”ので敵の攻撃を食らう。

遮蔽物に隠れていても、一人で突っ込めばあっという間に裏を取られて負ける。例え隠れていても、武器の持つ効果(スーパーエフェクトという)によって無理やり移動させられることもあるので油断できない。

そして敵も移動中にスライディングで攻撃をしてくるので、相手の射程、歩数、地形を把握しながらしっかりと、かつ臨機応変に立ち回るのが基本となる。

特にステージ1の中ボス戦やボス戦、ステージ2のボス戦は相手の行動をよーく理解する必要がある。そして雑魚やボス含めAIがしっかりしている。無駄な行動もとらず、かつただ突っ込むこともせず。危なくなったら退くことも普通にする。

見た目とは裏腹にしっかり考えないと全然勝てないゲームだ。それがすごく楽しい。

特にステージ3からは私の中で悪名高いピーカーブーが登場する。彼には本当に苦戦して、初めてのバトルでは4回ほどgoodになってしまった(バトルの結果によってランクが決まる、goodはB勝利みたいなもの)。

但し、各ステージが終わった頃にもう一度チャレンジすると、大抵はPERFECTを狙える。なぜなら強い武器が買えるし、ステージをクリアすることでHPも上昇するから。

特にこのゲームは強い武器が大切だと思った。FE烈火のように鉄シリーズにも良いところがある!とかではない。とにかく新しく買える武器が強い。

敵はステージごとにHPと火力がグンと伸びるし、特殊スキルも使うようになり、敵の種類も増える。なので新しい武器がないと戦闘は辛い。しかし新しい武器を買うと急に楽になる。というかなりすぎる時がある。

特に武器と敵の強化のバランスで気になるのは、各ステージクリア後に挑めるチャレンジバトルだ。ステージ1のチャレンジバトルの中には、ステージ2で武器を強化しておかないと詰むものがある。しかし強化しておくと本当にあっさりと終わってしまう。

ここらへんのバランスは気になるところだったが、ゴリ押しが通じるのは一部で、あとは緊張感を持ったバトルができる。はず。常に最新の装備を!と武器をポンポン買いすぎると金が足りなくなるので注意。

ちなみにチャレンジには敵全員を倒す以外にも色々とある。中にはパズルゲームのようなものもある。

バトルで思ったのはこれくらいか…あ、バトル中にカメラをグルグルと回転させられるのは良かった。近くが見やすい。それと、バトルのやり直しがしやすい。やられても永久ロストにはならないし、デメリットが少ないのが良い。

しかしバトル中にミニマップであったり全体を見渡すということが出来ないのは面倒。あとボタン一つで各ユニットを選択できなかったり、移動マスや射程マスを見るのが少しやりづらかったり……バトル中のクリティカル演出をスキップ出来ないのも気になる。

FEや他のSRPGに慣れている人は不便に思うこともあるだろうし、大味に感じる部分もある。しかし難易度は高いので、そこらへんは楽しめると思う。

ただしボス戦、テメーはだめだ。初見殺しが過ぎる。

ボスは第1形態から第3形態までで攻撃法が全然違う。形態が変わるのはボスのゲージを一定まで減らした後。つまり自分フェイズの途中だろうと形態が変化する。

そしてボスは形態が変わる度にある行動を起こすので「自分フェイズの途中で形態変化→ボスの行動により味方が強制移動→味方が孤立したままフェイズ終了→取り巻きに囲まれてやられる」ということが起こる。特にラスボス戦。

これに対処するためには、事前にボスの行動を知り、かつ味方がその行動に巻き込まれぬように事前に配置しておく必要がある。勿論始まる前のヒントは無い。

なお知ってしまうとラスボス戦もかなり楽だ。事前に知っていたら簡単になるというのはSRPGあるあるだが(増援とか)、ボス戦まではそれが無かった分残念だった。逆に言うと、それ以外では初見殺しMAPのようなものはない。ここらへんはありがたい。

とはいえ最初は何度もやり直す羽目になると思う。それくらい難しくて面白い。

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これはラスボス戦でゲームがフリーズした時の画像。
③綺麗なステージ、探索要素、そしてパズル

マリオ達は、あることが原因で物と物が混ざってしまったり、ラビッツのいたずらでめちゃくちゃになった世界を冒険することになる。例えて言うならマリオの世界×おもちゃ箱×ウサギ。

その世界がすごくキレイで面白いのだ。さすがUBI。そこかしこにウサギを象ったものが飾られていたり、ラビッツが遊んでいたり、キラーがパンツを被せられていたりする。

ラビッツのことを何にも知らなかったのでラビッツの映像作品を見たが、そのノリを守りマリオ達の世界をいい意味でめちゃくちゃにしてくれている。

そしてステージのBGM。これがまた……なぜかレア社っぽいのだ。すげーぽい。バンジョーとカズーイのそれにしか聞こえない時がある。レア社がアレンジしたマリオBGMという感じ。どの曲も良い。

探索するとその曲を聞くことが出来たり、設定画像を眺められたり、武器までもらえたりする。それ自体はすごく面白いのだけど、探索はあんまり楽しめなかった。

というのも、このゲームの大筋はSRPGだ。戦略脳になっている時にのんびり探索はしていられない。私はそこで気持ちがダレてしまった。

ただし景色を見るのはすごく楽しめた。特にステージ4の作り込みは…良いぞ。

そしてこのゲームには多くのパズル要素が存在する。解くことでアイテムをゲットできたりするが、本筋のシナリオを進めるためにもパズルを解かねばならない。

しかし、やはりSRPG中にパズルをしたいかと言われると難しい。よし!ヴァロール島へ行くぞ!決戦だ!パズルを解け!……は?となるだろう。

そのパズルもブロックを押すばかりで面倒だし、自機は色んな方向に動けるのに対してブロックは上下左右の4方向だけしか動かないので、操作しずらい。

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これはまだめんどくさくなかった方。

ここらへんは公式サイトに大きく「探索!バトル!探索!」と書かれているので、探索が嫌いな人がこのゲームを買うとは思えない。

しかしながら、その探索やバトル間の移動が地味に長いので、私はダレてしまった。

④マリオらしさ、ラビッツらしさ、UBIらしさが詰まった良いゲーム

タイトルそのままだ。マリオ達はキャラを壊すことなく冒険の舞台を駆け回り、楽しみながらバトルしている。ラビッツ達はしっかりとふざけている。ここらへんはすごく楽しい。勿論バトルも熱中してプレイしていた。お気に入りはラビッツルイージとラビッツピーチ、マリオの初期メントリオです。

UBIらしいグラフィック、音楽にゲームのボリューム、奥深さはありつつも、要素の詰め込み方、若干のバランスの悪さもUBIらしいかなと思ってクスッとした。

どこぞの紹介記事みたいになってしまうが、歯ごたえのあるSRPGをお探しの方は是非。損はしないと思います。ということで改めてリンクを貼っておく。

マリオ+ラビッツ キングダムバトル - Switch

なおラビッツの映像作品はUBIJAPANの公式チャンネルで見ることが出来るのでよければ。私は起きてラビッツが好きだ。


『ラビッツ インベージョン』Season 1 起きて、ラビッツ!

 

終わりに

なんだ今回は実況のことを書いてないじゃないか!全くもう!といっても特段書けることはない。書きたいことはたくさんあるが、まだそのタイミングではないから……

ラビッツをとりあえずクリアしたので、ようやくBotWをプレイできる。もちろん忘れたことなどありはしない。しかし、クリアするのが勿体なくてな。ずっとプレイしなければ、この世界はこのままだから…と考えてしまうことがよくある。しかし良くないな。

行こうか、ガノンに会いに。その前に島の石カンカンやってきていいかい?あと花に水あげたいんだけど…ではまた。