まるっとまったりまろやかに

ゲームの感想、考察、実況プレイ動画のこと。日記も。

1月1週目辺りの日記

洋食ではない

餅を沢山貰ったので、少しだけレンチンして横に包丁を入れて薄くし、それを広げてピザ生地の代わりに使った餅ピザを食べた。年明けに。

どうしても晩飯にもう1品欲しい時、油揚げを開いて油揚げピザを作る。私は薄くて具が載ったまま焼いてあれば「ピザ」と言いがちだ。

ピザを広義に解釈する、とでも言おうか。多分生まれて初めて”広義”という言葉を使ったかもしれない。かっこいいな広義。コーギーは可愛い。

世界ピザ協会に私の油揚げピザを見せたら窯にぶち込まれるかもしれない。いや窯が汚れるとか言ってオリーブの木の下に埋められるか。

それでも構わない。いちいち生地をこねくり回さないといけないのは、仕事帰りの自分には辛すぎる。

油揚げを開いたものを生地とみなす。肩の荷が下りた分美味しく感じる。

そういえばグラタンも最近グッとハードルが下がった料理の一つだ。

グラタン - Wikipedia

この前Wikiを読んだら「仏では焼いて焦げ目がついてりゃ大体グラタン」と書いていて、へー!を5連発した。ありがたい!も3連続で唱えた。

焼けてりゃグラタンとはなんと潔いことか。「切ってある」刺し身レベルの潔さ。

今までシチューのようなものを作り、それにスライスチーズを載せてなんとなく焼いていた。焦げ目がついても中がぬるかったら更にレンジでチンもしていた。

これは果たしてグラタンなのか…グラタンもどきを私は食べているのか…と少し後ろめたい気持ちになっていたのだ。

もうそんな気持ちは捨てて良い。これはグラタンなのだ!と胸を晴れる。グラタンががぜん美味く感じる。舌を火傷した。

 

眉毛

海外で芸術の勉強をしている友人がいる。「今日海外に戻るので会って飯でもどうだ」と誘われた。勿論行った。

彼は年末年始に地元に帰ってきていたのだが、私は私で実家に帰らずにいた。今の時期帰るのは、我が家の場合面倒なのだ。私も母も。親戚の相手をしつつ息子の面倒など見たくはあるまい。

彼が関東から飛行機に乗るので出来た機会だった。数年ぶりに会った彼はますます体毛が濃くなっていた。眉毛が繋がりかけている。

繋がり眉毛と待ち合わせた場所は、私も彼も2回目くらいに来ただけで、どこで飯を食うかなんぞも何も決めてはいなかった。

20分ほど馬鹿話して迷子になってから鍋の店に入った。

彼も私もこの土地のことも店のこともよく知らない。なのにお互いのことは割と知っている。なんだか旅行のようだ。

年末年始にあったこと、彼女はどうだタバコは止めたか、バイオRE2のリッカーが強すぎる等という話をした。彼のほうがバイオは上手かった。

彼は今アルバイト生活をしているそうで、その中でもエキストラのバイトで儲かったと言っていた。

この繋がり眉毛に需要があるのかと思っていたが、そこで暮らし国の言葉を話せる日本人の需要は中々高いらしい。

エキストラなんて1回きりで終わる仕事ではないのかと訪ねたら、毎回登場する日本人の役として出るそうだ。それはもう役者ではないかと驚いたが違うそうだ。

「たけしに毎回出てくる顔が同じモブみたいなもんだ」「あぁ肉メンみたいな」

たけしというのは世紀末リーダー伝たけしのことである。たけしだけで伝えてくる彼も彼だが、肉メンで返す私も私だ。世代なのだ。

店を後にし駅まで歩く途中、彼が「近況報告は切ない」と言っていた。

彼は海外で芸術の勉強をしている、つまり大学生だ。そのため自分よりも年下と話すことの方が大分多い。

年の差でためらっていては勉強にならないので、自分からどんどん話しかけている。20歳前後の子と混じって芸術を学んでいる。すると自分の年齢を感じなくなるそうだ。

しかし日本に帰ると、まずは必ず近況報告をしなければいけない。当然だ、海外に暮らす友人のことは気になるものだ。

すると相手は、誰が結婚しただの仕事は何をしてるのかだのという大人の会話を始める。

それを聞くたびに、自分の歳を自覚して切なくなる。そう言っていた。

ジェネレーションギャップの逆だ!年の差を感じて辛いのではなく、年の差が0であることを自覚して辛くなる!すげぇ!

と心の中で興奮していたがそれは顔には出さず、分かるよ私も動画投稿してるから…と同情した。実際動画投稿していると自分は大学生かと錯覚する時がある。

だって毎週最低でも動画4本も投稿しているのだ。金にもならないのに。そんな時間の使い方大学生しかせんぞ。
勿論偏見だ。ごめんなさい。

彼と駅で別れたあと、まっすぐ家に帰った。彼から貰った手土産の菓子を2つ食べた。手土産を用意してくる彼は、立派な大人なのである。

 

今週の実況


【18枚目】ペーパーマリオスーパーシール初見のんびり実況【角無】

 ペパマリシール最新話ではオアシス復活のためにモノシールをバシバシ貼っている。今回も面白かった。オアシス復活前と後ではワールドマップから見える景色まで違う。

ワールド2-4まで進めたが、つくづくこれはペパマリの系譜をしっかりと受け継いた作品なのだと感じる。細部に歴史と熱が宿っている。

動画に頂いたコメントにも返信したのでそれを引用する。

ペパマリシリーズって、例えばボム兵の爆発でステージの仕掛けを突破したり、バトルではその爆発を使って攻撃したりしますよね。それが今作ではモノシールが担ってるんですよね。新鮮ですが根っこは変わってなくてちょっとうれしいです。

他にも様々な場面でペパマリシリーズから積み上げてきたものを感じる。これってとても素敵なことだし、インテリジェントシステムズすげー!って思えてくる。 

シールを使ってバトルをし、シールを使って謎を解く。シールがテーマの今作には、仲間はいてもいなくても別に構わないのだ。

……夢幻の砂時計という作品を実況したとき、操作の新鮮さに驚いた。Z注目を捨てる必要なんてどこにもないのに、あえて全ての操作をタッチペンにした。その挑戦心を感じて嬉しかった。

それと同じような覚悟を、ペパマリシールからビシビシと感じる。今までのペパマリからの脱却だ。生まれ変わると言っても良い。

3作目で一度終わったのだ。ペパマリシリーズは3作目で一度完結し、完成した。あれ以上は続けられない。”あれ以上のスーパーペーパーマリオ”を、もう誰も作れない。

 いや、脱却とか生まれ変わるという大層な話ではないのかもしれない。単純に製作者が「今回はシールだ!紙といえばシールだから!」ってな感じで組み立てていったのかもしれない。

まぁ理由なんてどうでもいい。あれだけ大幅にシステムを変えたのにペパマリらしさを感じさせるなんてすごいじゃないか。

ペパマリらしさを感じさせる要素に、品があるように思う。これみよがしに見せつけるのではなく、にじみ出てくる”らしさ”。たまらない。

ほうじ茶フラペチーノは私も飲んでみたいし多分メチャクチャ美味いんだろうけど、団子屋のほうじ茶は全く違う味わいがあるだろう。あんな感じだ。

全然わけがわからなくなってきたところで止めよう。ペパマリシールをよろしくな。

 

最後に

ついこの間、マリオストーリーを実況リクエスト頂いた。身に余る光栄。ありがとうございます。残念ながらもう何十周もしてるので実況はしません。

今までのリクエストの中でも印象に残るものになると思う。

私のゲーム観をつくってくれた作品のひとつがマリストだ。高校生になってもずーーーっとやっていた。大学に進学した時実家に64を置いていったのでやらなくなった。

それからやーやーと生活し、実況を始めて9年経った。

今も自分の好きな作品を実況しているのだけど、私の嗜好や思考には、マリストのエッセンスが多少なりとも入っていると思っている。

ゲームが私の血肉となっているから、私は私のように行動し、実況するのだ。

だからこそ、自分が影響された作品を誰ともなくリクエスト頂くことに私は「入力と出力が繋がった…!」と思えて、嬉しくなったのだった。

これからものんびり呑気に頑張ります。ではまた。