まるっとまったりまろやかに

ゲームの感想、考察、実況プレイ動画のこと。日記も。

9月1週目辺りの日記

プロローグ

どんなものにも終わりは来る。

プライムビデオでもうすぐ孤独のグルメの配信が一部終わる。

人気がないのか容量の都合か、はたまた契約期間の終了か金の問題か。うるせぇな!そんな内部事情はどんでもいい。

ゴローちゃんの真顔な至福のひとときが見れないことだけが重要なのだ。

個人ブログだろうが大企業のサービスだろうが、無くなるときはなくなる。私の8年分の実況を保存していたHDDも一昨日壊れたしな。データも儚いのだ。

まぁそれはあんまり寂しくないけど…ネットに繋がっている状態でしか過去の動画を見られないのは面倒である。

いつまでもあると思うな親と推し。推せる時に推せ。と自分に言い聞かせて孤独のグルメを見ようと思う。

シーズン1~3辺りが特に好きだ。余白が多くて表現が地味な所が好きだ。駒込の定食回とかね。

 

9月1週目辺りの日記

…というようなことを、喫茶店で書いている。私の手帳はこういうどうでもいい日記がガリガリ書き込まれてるんだ。

ほんで今いるこの喫茶店が、来年辺りに無くなってしまうそうだ。は?

5分前、隣りにいるスナックのママらしきお客さんとマスターが話しているのを盗み聞きしてしまった。慌てすぎて手帳にコーヒー少しこぼした。

ママが帰った後、マスターに聞いた。盗み聞きしたことを謝り、少し詳しい話を聞き、納得して、もう1杯アイスコーヒーを注文した。

ここのアイスコーヒーは他店のものとは少し違う。スイーツとも言えるがそれとも違う…濃い。

少し濃く作ってあるアイスコーヒーという意味ではないんだ。コーヒーという概念が濃密なんだ。どうだ意味がわからないだろう!わはは。飲めば分かる。

砂糖とミルクが入っているだけのただのアイスコーヒーなのにね。そんなアイスコーヒーが来年には飲めなくなる。2年前から飲んでるのに。

先月は駅前の中華屋が無くなってしまった。駅の前を通る度に店に思いを馳せては悲しくなる。

誰も知らない街に引っ越し、自分が知っているものが少しずつ増え、自分の知っている街になってきたのに。お気に入りの何かがなくなると、自分の存在が少しだけ透明になっていくような気持ちにさせられる。

そういえば注文以外でマスターと話したの、これが初めてだ。話せてよかったなと思う。

 

 

【第59話】UNDERTALE 初見のんびり実況【角無】end - YouTube

改めて見ると最高の実況だな…?(自画自賛

手帳にはアンテのこともさんざん書き殴られている。どれもこれもちょっとしたことなので、実況中は話したことないものばかりだ。

アンダインや他の者の名の由来だとかを考察したり(例えばアンダインは決して死なない→Un dyingとか)、サンズとパピルスは元人間なのでは…とか。色々だ。

皆様からアンテ実況も好評いただきまして、本当にありがとうございます。そして58話を見て不快な気持ちになった方がいたら申し訳ありません。

58話はかなり長く尺を取ったんだけど、それでも足りずに漏れてしまった部分を、ここにメモ書きっぽく書いていこうと思う。

58話用に撮った音声をそのまま文字に出力しつつ編集して読めるようにしたんだけど、何言ってるか分かるかな…?大丈夫かな。

初見のんびり実況上級者向けみたいな内容です。でも沢山あるから書くね。

 

今こう振り返っても、アンテは人を移す鏡のようだなと思う。まぁアンテに限らず他のゲームもそうなんだけど…一種の禅問答と言うか。

素晴らしいゲームってのは自分と向き合う時間を与えてくれると思っている。自分の中にしか答えはなく、それを取り出したり少しずつ成長させたり。

アンテももれなくいいゲームで、そして容赦なく自分と向き合わさせられる。自分の怒りや悲しみと向き合うこともあれば、己の汚い(と自分が思っている)部分を見ることもある。

そして、それらを全く見ずにプレイする人もいる。それはそれで良いと思う。その人にとってのゲームってのはそういうものだから、そういうもの以外は映し出されないってことでしょう。ライトな関係を望んだら、返ってくるものもライトさ。

ゲームは所詮ゲームなんだから、好きに遊んだら良い。

私は「記憶を消してプレイはしたくない」と言ったけれど、記憶を消すという選択を取る人にも色んな人がいると思う。

記憶を消さなかった場合なら…例えばアルフィーとの接し方は大きく変わってくるはずだ。

「道化を演じ続けなければいけない」とは私が2周目で言った言葉だ。

私はアルフィーとメタトンの企みに気付いていながら、何も知らないフリをして歩いた。アルフィーを信じ、メタトン許すまじと友情の炎をメラメラと燃やしながら歩く。

そういう設定で、バカ正直なニンゲンを演じていた。それがアルフィーのためになると思ったからだ。

しかし”本当に” 私は知らなかった。彼女とメタトンの間に何があったのか。彼女がどれだけアズゴアを助けようと思っていたのか。なぜそこまでアズゴアを助けたかったか。

私が来る前からずっと、彼女は誰かを助け続けているということもだ。

何も知らないフリ?笑わせるな。お前はほんの一部のことしか知らなかったんだ。何も知らないで、いや知ったかぶって、お前は倫理観を突きつけたんだ。

…話が逸れた…もし、それら全てを知っていたとしたら、アルフィーへ「真実を告げるべきだ」と私は言えない。そもそもラボから一歩も先へ進めない可能性すらある。

でもそれではいけない。それでは誰も救えない。だから記憶が邪魔になる。

という理由で、そう思う人もいるんじゃなかろうか。他にも記憶があるとフラウィ君のそばから離れられないという人もいるだろう。自分が殺したモンスターの死に顔を浮かべながら、それに抱きしめられることに耐えられない人だっているだろう。例を挙げたらきりがない。

そういや言い忘れていたことがある。私が記憶を消してプレイしたくはないのは、怖いから、という理由もあるんだよ。だって次はもう、救えないかもしれないじゃないか。

 

スノーフルの少年がパピルスのことをカッコいいと思ってくれて本当良かったなー!パピルスって友達出来にくいよね。パピルスに問題があるんじゃなくて、周りを見てるとね。

ヒョー坊もオワライチョウも、パピルスと気が合わなそうだし。何ていうんだろう、田舎モンの中3男子みたいじゃん二匹とも。まぁスノーフル自体が田舎だけど。

あとスノーフルって大人ばっかりなのよね。道具屋の女将さんが「ガイコツ兄弟の漫才を見てる」って言うけど、それって大人が子供達の戯れを眺めてる形だよね。精神年齢が違う。友達に”なってあげる”くらいじゃないと難しいだろうし。

「笑顔で殺される」だろうパピルスのことをカッコいいと思う人がいるなんて、パピルスにとっても良いことだし、あの世界においても幸せなことだと思う。

武力以外のものを尊ぼうとする、それはフリスクが貫いてきた意志が、別の存在から別の形で世界に浸透していこうとする兆しでもあるから。

そうなると、アンダインはもう皆の槍である必要はなくなるんだね。パピルスが許容されることで、アンダインが一人の女の子として人生を謳歌出来るようになると。まぁ既に十分アイツは楽しんでるけどな…w

動画ではカットしてるけど、少年がパピルスをカッコいいと言っているシーンでまたワンワン泣いてるからね。私は犬のおまわりさんか。

 

(ここからもかなり難解な文章が続くぞー!ヨーソロー!

 

私はスーパーペーパーマリオというゲームで色んな形の愛に触れたんだけど、そもそも自分にとっての愛とは一体何なのかっていうのは分からなかったのよね。愛と名の付く言葉は色々あるけど、じゃあそもそも愛ってなんだ?と。

クリアして数年経ち、なんとなくこれかな、と思うものはあったんだけど。アンテをプレイしてハッキリこれだ!これが私にとっての愛(暫定)だ!ってなってな。

ユルしユルされること。それが私にとっての愛だと思ったんだ。悪いことをされても甘やかすっていう意味じゃあないよ、いやそれも良いんだけど。

対象が罪を犯したとして、その対象と罪に対して向き合わせたり償わせたり。撫でてやったり叱りつけたり。背負ってやったり降ろしてやったり。罪を認めてやって何かしらの行動を取ること、それがユルしだなと思う。

愛があるからユルされるのではなく、ユルすという行為そのものが愛だと。

アンテの世界の人々は皆愛を受けていると思うのよね。主人公あるいは別の誰かからユルされている。彼らは誰かから必ず愛されているんだ。だからこそ救われていくんだよね。

愛される≒ユルされるから救われる。私は私のアンテをそんな物語だと捉えてる。というか、そういうものをアンテから感じた。

でもただ一人だけ、フラウィ君だけは違う。彼は誰からもユルされないんだ。だから愛されないし、そしてだからこそこの世界から救われないんだ。と思う。

なぜ許されないのか?それは、彼には罪がないから。

彼はケツイの力を使い、セーブとロードを繰り返し、残虐的行為を働き続けた。その結果時間とLvをカンストしてしまった。(セーブとロードの力を使って残虐的行為を働いたという証拠とかそういう話は長くなるから省略。でも合ってるべ?)

でもこれよく考えるとおかしいんだ。確かアンテの世界では人口問題が起こっていたでしょう?人増えてんのさ。フラウィ君がカンストするまで間引いてるのにも関わらず。

まぁ勿論フラウィ君が誰かを殺すタイミングにもよるし、殺す以上に生まれている可能性もあるけど…私はこの理由を「殺してからロードし直しているんじゃないか」って考えてるのよね。

弱いやつが死んだら困るじゃない、もう殺せないんだからね。だからロードするのさ。何度も。あの彼ならそうするかなーって。

もし彼がロードし直し続けているのであれば、誰も死んでいないんだ。そしてあの最終戦でも彼は魂を奪ったけれど、そのことも誰も覚えていない。

つまり、フラウィ君にとっては背負う罪など一つもないということだ。起こっていないことに対してどう償えという話でさ。

罪がなければそれでいいのか、そうじゃあない。もし彼が「僕は皆を殺したよ」と声高に叫んでも、誰も死んでないんだから、誰も彼を恨めない、慰められない。

彼は誰からも、自分の犯した罪に向き合ってもらえないんだ。罪がないからユルされない。だから誰からも愛されないんだ。

彼らがフラウィ君のことに全然触れないから、私はゾッとしたんだ。これが罪のない彼への、この世界が与えた罰なんだと。

フラウィ君という存在が、彼らにとっては無いものなんだって。罪の証を刻むことさえ叶わなかった。心優しきアズリエルは可愛がられても、フラウィ君は憎まれることすら無いんだってね。

何ていうんだべな…例えば自分が反抗期だった時代を、親の記憶から抹消して貰いたいと思うかい?反抗期の頃の自分を無かったことにされて、そこから成長した自分だけが愛されるって、都合が良すぎると言うか…ありのままを受け入れてもらえてないっていうのはどうなんだろうなーって。うーん。

 

1周目フラウィ君とバトルした後、彼をどうするか選択肢が出るでしょう。あれで彼はああいうことを言っているけれど、なんで煽るようなことを言うのかなーって考えててさ。

色んな捉え方があると思う。逆に同情を誘ってるのだとか、心を失ってるが故にああいうことしか言えないとか。

今思うと、あの瞬間しか彼は救って貰えないんじゃないかなって思うんだよね。あの瞬間だけは「アズゴアと6つの魂を奪った」という罪がある。彼の罪に向き合ってもらうのはあの時しか無い。

何が言いたいかって?彼は断罪されたかったんじゃないかなって。花でいることを放棄するにはあのタイミングしかない。憎しみが煮詰まり切ったあのタイミングであれば、自分は殺してもらえる。目の前のヤツに、ユルして貰えるってさ。

 

ということをね、私は1周目のあの時にも考えてたのさ。だから、殺さなかったんだ。

 

いや勿論全部じゃないけど…コイツはここで殺されることを望んでいるな、とは考えていたんだ。自分の企みが失敗に終わり、ロードすることも出来ず、この先を虚ろに漂い続けなければいけない。ならば。

って感じのことを考えているんじゃなかろうか、と思っていたんだ。

あの時私の心は憎しみで溢れていた。そして同時に、トリエルさんの言葉が浮かんでいた。

殺したらだめだ、誰が殺してなんてやるものか。コイツをここで殺したら、トリエルさんの心を無下にしてしまう、そしてコイツにとってもなんの意味もない。殺されることは彼にとっての理想的なケジメの付け方であって、罰にはならない。

それに…これは今思ってることだけど。おかしいじゃないか、殺してくれなんて。心が壊れても、罪を犯しても、生きてていいじゃないか。誰かを傷つけることでしか生きられない存在は死ぬべきだなんて、そんなの辛いじゃないか。

だから救おうとしたんだ。彼が改心するなんてのはありえないし、だからといって殺してなんてやりたくない。アイツはアイツのまま救いたい。それで苦しんでほしいし、そしてなにより、楽しんでほしいと。

アズリエル君は自分の花の状態を嫌っているけど、だからこそ、そんな花の状態の彼を受け入れてやりたいんだ。フラウィ君を愛することこそが、アズリエルを愛することにもなると思うから。

動画内で私あんまりアズリエルのことに触れてないけど、第57話を見てもらえれば、私が彼をどう思っているか分かってもらえると思う。だから、だからフラウィ君も大切にしたい、したかった。

 

愛憎入り交じるってこういうことを言うんだべかね。まだ音声データとして1.5時間分くらいあるけど、疲れるし何言ってるか分からねぇからもうやめよう。いや分かるけど、伝わってる気が、まるでしねぇ。

 

また気が向いたらこうやってまとめよう。なんにもまとまってないけど。ずっと引きずるなーフラウィ君の存在は。アンナ、フラダリ、フラウィは引きずる。二人は呪いのようなもんだ。アンナちゃんのは呪いというか、失恋に似てるなぁ。

 

エピローグ

今回はアンテのこと書きすぎたな。これ公開するのか…また黒歴史を…

色んな方から感想いただきましてありがとうございます。そんな中で「この実況でこの作品を好きになれた」っていう感想も多くの方から頂けて。嬉しい限りです。

もう何十回でも言ってやろうと思うんですけど、私のやってることなんて今も昔も人様の褌で相撲を取っているだけでして。むしろ製作者さんに申し訳なく思うんですよね。

でもそういうお言葉を頂戴すると、自分がやったことは間違いじゃないと言うか、間違いだと思うけれど、製作者の方に少しだけ恩返し…いや罪滅ぼしができたんじゃないかと思えてね。嬉しいんだ。

まぁそもそもゲームを好きになってもらいたくて実況やってるわけじゃないんだけどさ。プレイ日記みたいなもんでね?それで+1人楽しんで貰えるなら良いなぁと。

私の感想を肯定してくださる方も多くいてありがたかったなぁ。あ、私が言ってることにYESYES言ってくれてるってんじゃなくてね?私があれこれ思うこと自体を肯定して下さることが嬉しいなと。

私は自分のことを変なやつだなぁと思ってて。こういう形でしかゲームを楽しめないんですよね。だから他の方から大げさだとか、変だとか、頭おかしいとか言われたりするんですけども。

でもそれでも良いぞとか、分かるとか、もっとやれとか、聞けてよかったとか、そう言ってもらえると、安心するんですよね。

まぁ誰からも理解されなくなったとしても、特に変わらずこのまま続けていくんですけれどもね。でも100点が120点や130点に増えていったら嬉しいじゃない、そんな感じだ。

アンテ実況して改めて「初見のんびり実況やってきてよかったなー」と思えました。私も救われました。ありがとうございました。

なんか最終回みたいだな。次の実況はちょっと変わったアドベンチャーだ。気軽に見れると思います!ではまた。