まるっとまったりまろやかに

ゲームの感想、考察、実況プレイ動画のこと。日記も。

失敗もスパイス

り切ってマイペース。まるです。

この前ブックオフで料理の本を見ていたら、○○式クッキングという、科学的調理法の良さと凄さを紹介する本を見つけた。なるほどこれが噂の…と、ちょいレアなスペルブックを見つけた魔道士の気持ちになれた。

最近のハンバーグ作りのトレンドを知っているだろうか。飯を作るトレンドというと、作り置き系の話が出やすいけれど、別方向でより美味しくするためのトレンドもあるらしい。それが、科学的調理法。

科学的に理にかなっている調理の仕方をすると、誰でも美味しくご飯を作れますよ~という話だ。特にハンバーグは科学的調理法では一番有名…なんじゃなかろうか。

「科学的 料理」でググるとすぐ出てくるし、TVでも結構大ごとのように取り上げられている。私が見つけたようなスペルブックも出てるし革命とか革新的とか書かれてる。

時と媒体によってレシピは微妙に違うんだけども「手でよく捏ねない、色々混ぜない、低温調理」等は一緒。今までの料理本のレシピ全否定だ、すごい、革命っぽいぞ。

特に捏ねないというのは驚く。冷蔵庫で冷えたひき肉をこねるのは、冬には本当厳しいからありがたい。麸だ牛乳だというのも要らないそうだ。手間が減る、良いぞ。

なにより表面を高温で焼き固めると肉が縮むので良くないとのこと。低温でじっくりだ。のんびり屋の私には願ったり叶ったりだ。

これで楽に美味しくなるなら…と思い、一度やってみた。(玉ねぎも細胞を潰さぬようよく切れる包丁で潰さぬように切る…ってのは、最近のトレンドというより昔からあった包丁の使い方のような気がするけど…)

 

ッ璧にレシピ通り。時間も量も全て図り作ってみたが、なるほど!確かに箸で切った時には肉汁はこぼれない。食べるとフムフム!肉肉しい!!これは新しい!

で、食べきった時の感想なんだけど…普通だった。うん。美味しいは美味しいが、なんだろう…駄目だ駄目だこの煮え切らない感想は!食レポの依頼来ないぞこんなんじゃ!

絶品でした!もう最高!これ以外のレシピはもう無価値!過去の物!目から出た鱗で溺れそう!!これがこれこそがハンバーグなんだ!!!ってわけでもないし、うわマッズ道草食った方がナンボかマシやがなってわけでもない。普通。

 

んでこんな感じなのかなーって思ったけど、まず私の料理の腕が関係するのかなって思った。毎日弁当作って晩飯も自炊するくらいはする。けれどこう…おせちをレシピも見ずに完璧に作れたりCOOKPAD等で特集組まれる程の腕はない。だからかな…?

レシピというのは不思議なもんで、いくらレシピの全てを忠実に守ったとしても、完璧にその味を再現するのは難しい。レシピに載らない多くのものが大事だったりするもんね。

例えば料理本には「混ぜる」って書いてるけど「器具・混ぜる回数・程度」等は殆ど載ってない。10回程度混ぜると書いてあっても、その『程度』で味が微妙に変わってくる。それが不思議な料理の世界であり、料理の腕に関係する。

科学実験をするにも、高校教師と小学生では結果が変わってきたりするものだ。科学的と呼べども結局は腕という全く科学的ではないものに頼っているから味が整わな…というかそもそも科学的ってなんよ…

 

うなのよ。料理の腕も関係あると思うんだけども「科学的」って言葉に不満を持っているから、味を素直な気持ちで感じられないのかもしれんなーとも思ってるのよ。

なんでも解決してくれる魔法の言葉として科学を使ってる感がある。天狗じゃ!天狗のの仕業じゃ!的な。ゴルゴム的な。ゴルゴム的調理法。

例えば科学的調理法の一つに「加える塩分量は肉全体の0.8%にする」というものがある。一応根拠らしいものもあって、体内に対しての塩分濃度と同じだから一番美味しくスッと入ってくるんだそうな。

「人間の体内の塩分濃度と同じ塩分を持った肉が一番美味いのだ」と。なるほど。

 

チャン゛ッチャラおかしいぜ!!!!

すみません、煽ったりするつもりはなかったんだけども…つい。いや、それ自体を否定するつもりは無い。だって本当かどうか分かんないからね。

ほんでその0.8%説についてアレコレ書いたんだけど長くなったから、読みたい人だけ読んでほしい。面倒な方はここをクリックすれば飛ばせるから。

 

読んでるかい?ここの部分は正直読み飛ばされたって良いんだ。私が科学的って言葉に腹立つから(直球)書いてるだけなんだから。

まぁ私の話もだいぶガバガバなんだけど…0.8%説が正しいのだとすると、使用される肉に含まれている塩分量を測らなければ、濃度を0.8%にすることは出来ない。

肉自体には既に塩分”と呼ばれるもの”が含まれている。肉だって生きていたんだから当然塩分に当たるものが体内に含まれているわけだ。刺し身とかもな。

でもスーパーで買ってきた肉そのまま焼いて食って「う~んナイス塩分」とはならない。

だって塩分濃度に換算される塩分って、全部食塩ではないわけだ。アミノ酸であったりも塩分に含まれる。我々の体内の塩分を全部取り除いたら食塩が出来るわけではないもんね。

そして調理した際に、肉の中に含まれる塩分も添加した塩も流れ出るかもしれない。同時に肉が縮んだりするかも。調理した肉の塩分濃度は変わっていないのだろうか?

「人間の体内の塩分濃度と同じ塩分を持った肉が一番美味いのだ」とするなら、調理後に変化する肉のことを考えて調節しないといけない。そして肉そのものが持つ塩分も考えて調節しないと0.8%には出来ない。

更に肉なんていろんな部位や種類があって、育成法も土地柄も違うし、捌いてからの時間経過だって違う。挽肉なんて混ざりに混ざってるんだぞ。

だから科学を名乗るのであれば、毎度肉の塩分濃度を測らないといけないわけだ。それでこそサイエンティフィッククッキングだ。あー書くの疲れた。

勿論ね、その科学的調理法を否定するつもりはないのよ。本当にキッチリ測って、調理後のことも全て考えた上で作ると一番美味しいかってのは誰にも分からないから否定のしようがない。

ただメディアで紹介しているもので、濃度を測ってる部分を見たことは一度もない。それなのに科学的って名乗ってるから私の舌にワケワカラン抵抗がかかって美味しくなく感じるんだと思う。

仮に測ってみて0.8%でおいし~いってなったとしても、それはたっまたまだ。たまたま食べた人にウケただけだ。私が食べてしかめっ面してたらTVでカットしちゃえば良いんだからな。

 

まり天狗の仕業で私の舌がバカになっちゃったから、科学ンバーグは美味しく感じられないということだよ。おのれゴルゴム

あとそもそもなんだけど、食べてみて思ったのは「これパティじゃね?」と。ハンバーガーによく入ってる方のパティよ。アレだアレ。

確かに科学ンバーグの作り方を見てると「練らない&色々混ぜないで焼く」って部分の工程がパティとほぼ同じなのよ。パティバーグだ。

対して普通に日本で食べられてる方のハンバーグ、つまりフツバーグはミートローフの作り方とよく似ている。よく練るし色々混ぜる。そもそもフツバーグとミートローフの生まれた理由自体が一緒だから当たり前だ。

わ~今までのハンバーグと違ってて凄~いじゃないんだ。料理がそもそも違うんだから凄くもなんともない。煮付けと佃煮が違ってても普通だ。

更にフツバーグの歴史を調べると、フツバーグが生まれる前のハンバーグ…ハンバーグの起源となったもの。ご先祖様だ。先祖バーグはタルタルステーキであると言われている。もう捏ねる混ぜるなんて話じゃないぞ、焼いてない。

もし肉々しい肉をお望みなら、科学ンバーグよりも先祖バーグの方がずっと肉肉肉肉肉しいぜ。更に更に言ったら、タルタルステーキは馬肉を叩いたものなのだから、叩いてすらいない馬刺しが最強、つまり原人バーグである馬刺しを食えばもっと肉肉肉肉肉肉肉肉肉肉肉肉

 

うるせー!!!!!うるせーんだよバーグバーグ肉肉肉肉って!!!!おたんこなす!!

うね、新しいとか特別とかいいんですよ。科学ンバーグの紹介文に「今までの作り方は間違っている」とか書かれてたんですけどね、いいんです間違っていても。

良いじゃないですか美味しければ。私はパティもミートローフも、2つのバーグも大好きですよ。科学ンバーグは肉っぽくて良い、フツバーグはふっくら柔らかで良い。

大体ね、腹減ってたらなんだって美味いですよ。

人類は簡単に腹を満たせるようになってしまったわけじゃないですか。だから美味しいものを追求していってね、それは或る種豊かさの指針にもなるわけだ。どちらがより美味いかというのも一種の道楽、究極vs至高の世界。

でもね、腹をすかせていれば。腹さえすかせていれば、なんでも美味しい。いや、なんでも愛せる。過去も未来も科学も原人も、全てのバーグを愛でながら食べられるわけですよ。

人間に足りないのは科学でも作り置きでもない、飢えなんですよ。

 

スピルバーグだって言ってんだから。Stay hungry.Stay foolish.ってな。

そう、スピルバーグだってな。

 そうスピルバーグだっt申し訳ない。正直ハンバーグの歴史辺りから”飢えなんですよ”までは、この「スピルバーグネタ」を言いたいがために書いたところある。

後半あんまり難しいこと考えてない。口からでまかせって程じゃないが自分の気持ちをだいぶ誇張して書いてる。

でも多分寒かったりめんどかったりしたら捏ねずに作ると思う。楽だし。パテでもロフでも美味しいってのは本心よ。美味しければよし。

というか挽肉自体がもう美味しいもんね。だから捏ねても捏ねなくても、そのままパラパラと炒めても美味しい。最近はおからを炊く時にひき肉炒めたの合わせて炊いてる。コクが出てご飯のおかずになるからやってみてね。

 

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【第24話】ポケモンX虫贔屓初見実況【まるっとのんびり】 - ニコニコ動画

 前回ブログで虫飛行はこの先どうなっていくんだろう…ってことを書いたじゃない? 

manmaru.hatenablog.jp

そういったことを言っていたらメガカイロス。虫飛行ですよ。ありがとう…メガカイロスが存在する世界に私を生み出してくれてありがとう…

まぁメガカイロスの何が良いかってことはもう動画で散々話したけれども、やっぱ羽根を持てた所よね~

地上でヘラクロスやストライク、メガヤンマ辺りが飛び回っているのを見ていたカイロス達は、憧れていたんだよきっと。羽根そのものというよりも、大空に。そして強さに。それを人との絆の力で得ることが出来た…泣ける。映画化決定。 

あのバトルの時もう頭の中ではまるのんtheムービー出来上がってたからね。脳内で和田さんのBeat Hit!流れてたわ。名曲に自分の好きなゲームとかキャラでOPとかEDとか作るのやるよね。

 

でもな!まぁな!分かってはな!いるんだ…メガカイロスは第6世代、いやそれ以降の強豪たちには食い込み辛いってのはな。

いや強くなった、格段に強くなったよ。元々カイロスは技も結構豊富で特性も優秀だったんだ、ただ彼らの方が一枚上手だっただけでな。

それをメガでひっくり返す…まではいかずとも、同じフィールドに立てるようになった。充分すぎる。それに対戦なんて全くしない私だもん現環境のことは分からんから素っ頓狂なこと言ってるんだと思うんだ!でもな!

あいつは虫飛行なんだ…ポケモンで最も重要と言っても良い素早さを大きく上げ、火力も相当上がったメガカイロスも、虫飛行の弱みは捨てきれないんだ…

弱みってのは耐性の低さもそうなんだが、足がめちゃくちゃ速いってわけでもない所よね。割とアッサリ抜かれる。そして抜かれると確実にやられる。防御が高かろうが岩雪崩4倍だからね。

それと、準伝説が闊歩している現環境において能力で大きく上回ってるかというのも…な!ちょっと違うかなーと思うんだ。強いポケモンであることには間違いないが、上には上がいる、いすぎる。

 

でもね、私はそれで良いと思ってるんですよ。別に極端に強くならんでも良い。私のような虫好きには、これで充分すぎる。だってハチャメチャにカッコいいですよ…?何を以てバトルするかにもよりますし。

それに、メガカイロスのおかげで虫飛行は「こういう形でも虫飛行を強化できる」っていう道が見えたわけですよ。

単純に今いる虫飛行全員に暴風やブレイブバード渡したところでさほど強くはなれない。速さ不足で先に撃ち落とされたり、火力不足で耐えられたりするのは目に見えている。虫ポケ全体の耐性を弄ったところで一番得するのは虫鋼だからね。

でもそうではなくて、新たな特性や能力を渡すことが出来るかもしれない。虫ポケがスカイスキンを持つだなんて誰が予想してたのっていう。

そんな予想だにしないシンカが待っているかと思うと、まだまだ虫飛行も虫ポケも、そしてポケモンも捨てたもんじゃないなーって思えてきます。

そういう道を開いてくれたという、虫ポケへの功績が一番大きいと思うんですよね。勿論めちゃくちゃ強いけどな…これストーリー攻略で使ったら間違いなく無双になるね…

それに、メガ貰って強すぎて厨ポケって言われて弱体化して「www」って言われても悲しいからな…w

あとはやっぱ、ゲーフリは棲み分け意識してるだろうから、プレイヤー側もそこまでバランス!皆強く!ってのを意識しても仕方ない気もするのよね…まぁその話はまたこんど。

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敬する料理人の一人、土井善晴先生から結構色々なことを教わった(勿論本だったりwebだったりを読んで一方的にね)。それはレシピと言うより、家で料理を作る上での心構えみたいなもんで。

なんだろうな、自己啓発みたいなこと言うけど、救われるというか…らくーにしていいんだなーというか。

私の口から言うのもアレだから、リンク貼っておくわ。本の方がより詳しいんだけど、ほぼ日にも色々載ってるから読んでみて。

これ見て少しでも楽に飯が作れればそれでいいなと。何を得るかってのは自由だと思うんだけど、私は本も読んだこと含めて「常に最高、最良を目指さなくても良いんだな」っていう風に思えてな。

高点を出さないといけない時ってあるじゃない。仕事でもなんでもよ。じゃあ日常生活で常に最高点を狙っていかないといけないのかって言ったら、多分すごく大変よね。

これが一番良いハンバーグです、これを食べたら一番いい勉強の仕方で勉強しましょう、その後は一番いい歯磨きをして、一番いい風呂に入り…って書いてて笑えてくる。

勿論狙いたい時には狙っていい。でもそうしなくても良いという、幅みたいなもの?それを持ってると随分楽だよなぁと、少し前から思えてきたのよね。

だからハンバーグも、捏ねてもいいし混ぜてもいいし、失敗したからいっそ細かく炒めてご飯に乗せてチーズと一緒に食べても良い。

よっぽどのことしなけりゃ普通に美味しいよ、普通で良い。時短も作り置きもガンガンするけど、でも常にレシピを検索せずに「アレがあるから炒めるか~」ぐらいでいいんじゃないかね。

 

魔王倒すんじゃないんだからメラゾーマじゃなくて良いの、メラ程度で充分よ。でも帰りが遅い旦那の上着ポケットからオッパブのライター出てきたら、他所からフィンブルの魔導書くらい借りてきても良いんじゃないかしら。

ではまた。